G25さんが示しているものを見ると確かにUSは厳しめであると言えそうですね。
感染性という視点ではいろいろと見方があると思いますし、実際施設での判断も加わりますので、最終的にどうするかは施設によって異なってもおかしくありません。
マウスなどの培養細胞ではBSL1であり感染性がないと判断されていれば手袋はいらないということはあるかもしれません。
霊長類(ヒトなど)の細胞はもし感染源が存在すると何かあった時に本人や周りの人にうつってしまうというのがありますが、BSL2扱いであれば2次的に感染が広がらないことを前提にしていますので、ラボから感染が広がることは想定はしていないもの、本人はそういうものにさらされている状況という立て付けで必要なプロテクションなどがレギュレーションに組み込まれていると思います。
ヒトでなどで注意が必要なのは、細胞によってはそういう感染源が含まれているというところで、例えば新しく来た人がラボの細胞のリストみてこの細胞使えそうだからと起こし手袋にせずに使っていたら実は白血病ウイルスを産生している細胞株だったっていうようなことが起こる可能性はあるし、やはり手袋はするように徹底しておいた方がいいのかなと思っています。もともと感染性のものを産生しない細胞でも、外的環境により感染してしまっているということも0ではありませんし。
家畜などから感染するウイルスは感染したとき重症化しやすいといいますが、培養ではその想定はされてないですね。確かに出回っている細胞株ではそういうことがないだろうし(そういう病原菌を扱わない限り)、SPF動物からプライマリーカルチャーするのが普通だし(野生の動物ですることはまずない)。 |
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