現在、ミトコンドリア複合体Iの酵素活性測定系を立ちあえげています。
方法は、反応バッファーにミトコンドリア、アンチマイシン、シアン化カリウム、CoenzymeQ1を加えて34℃で10分ほど置き、その後NADHを添加してその酸化反応を吸光度を用いて測定し、ロテノン添加・非添加間での差を複合体Iの特異的な活性として算出しています。
多くの論文で用いている方法と同じだと思います。
ただ、シアン化カリウムはできるだけ使いたくないので、アンチマイシンのみの添加でデータを取ってみましたが、シアン化カリウムを入れても入れなくてもデータに大きな差がないことが分かりました。
確かにユビキノンの再酸化を抑えるのならば、複合体IIIの阻害剤であるアンチマイシンだけでも十分だと思うのですが。
そこで、質問ですが、シアン化カリウムを加える目的は複合体IVを阻害してユビキノンの再酸化を抑える以外に他に何かありますでしょうか?
よろしくお願い致します。 |
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