>[Re:26] Yさんは書きました :
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> まず、50 mM Tris-HCl, pH8でQAE-A25を平衡化、膨潤化させます。
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みずでもいいぐらいです。膨潤の後はカラムに詰めた際に平衡化バッファーで洗ってください。TRISはよほど強いバッファー効果が必要でない場合(lysisしただけでクルードなものとか、からむにかけるまえの処理の時のバッファー持ち込みとかなら必要かも)、10mMもあれば十分です。バッファーイオン状態のものは塩として働きますから、つくかつかないかびみょうなタンパクではバッファー濃度も低い方が付きやすくなりますから。5mでやっているものもたまに見かけます。
> その間に、Pressision Protease処理したものをアミコンチューブにかけ、50 mM Tris-HCl, pH8にbuffer置換します。
どうせカラムに流したらつくから、塩濃度が十分低くなるように平衡化バッファーで薄める(10倍とか)人もいます。ただつくかつかないか、つく条件など分かってないことを考えると、アミコンとか透析とかがいいかもしれません。それから最初に小スケールで探るか。
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> 1. その後、25, 50, 100, 200, 300, 400, 500 mM NaClで段階的に溶出を行い、各分画のCBB染色を行う、という理解でいいでしょうか?
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そんなもんでしょうね。塩濃度は1Mまであげた方がいいです。500mMでも溶出しないタンパクも結構あるし。次回使用する時のために、完全に吸着したものを取るという意味でも。溶出する濃度がわかっていればもっと単純化や分離のためのデザインも可能ですが。
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> 3. 膨潤化したQAE-A25は用事調製でしょうか?それとも4度に保存していればかなりの日数、問題ありませんでしょうか?
4度で問題ありません。バクテリアとか生えない限りは半永久的と思ってもいいと思う。長期保存の場合は10%程度のアルコールを加えたバッファーなどで菌が増殖しないようにしたりもします。 |
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