RNA-Seqなどの網羅的解析で、特定の内部標準を使っているのは見たことがないというか、あまりやってないのではないかと思いますが。
まず、RNA-Seqにしてもほかの実験系にしろある意味ツールとして使うわけで、委託するにしても、なんかのキットに従い自信でやるにしても、大まかなことは何らかの成書なりで読んで把握しておくべきではないでしょうか。
そのうえで自身の実験において特定の内部標準で見るべきという判断があり、その根拠がほかの人に理解できるようであればそれはそれでやり方ではあります。
qPCRにおいて、違う組織間で内部標準をどうするのかは非常に悩ましい問題で、いろいろな組織において内部標準を比べたという論文があるくらいですので選ぶとしても慎重な対応が必要です。だからと言ってグローバルスタンダードが絶対とも限りませんが無難ではあるとはいえるでしょう。また、細胞あたりのRNA量補正が必要という考え方もあります。組織はいろいろな細胞が混在するのでどこまで対応できるかという問題もありますが。
NCBI の geneのデーターベースでは組織間の比較をRPKM (Reads Per Kilobase per Million mapped reads)で示してます。例えば、
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/7161
少しスクロールダウンすると見れます。 |
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