>NP40-マイルドすぎて、膜タンパクを十分に可溶化できない
そこまで弱くないですよ。Triton x100とほぼ同等のように使われてます。もちろんタンパクへの影響という意味では、ちょっとした違いで大きく結果が変わることはあるでしょうけど。
>TritonX-100を主体にする場合、このキットに0.5%なり、1%なりのTritonX-100
混ぜると効果が平均化されたり弱くなったりもしますが、ほぼ一緒の構造なのでまあ何にも起こらないかなという気もしますが、、、濃度的な効果ぐらいかもしれません。
とりあえず、いろいろなデタージェントでまずは可溶化するか確認してみてもいいかもしれません(場合によっては完全なコンプレックスを得るためにかなり不溶部分に残っていても無視することはありますけど)。加えてBN−PAGEなどでコンプレックスの状況を確認して、あるいは小スケールのIPで既知の相互作用をするものがついているかなど確認したのちにMSにどれを使うか決めてもいいかもしれません。わからないものを悩んでも結論が出るわけありませんから。
MSだと感度もいいのでコンプレックスの7割ぐらいが完全でなくても相互作用しているものが拾えると思うので、そこそこ切れのいいNP−40やTriton X100、CHAPSでもいいかもしれません(もちろんコンプレックスごとに感受性が違いますが)。下手にマイルドすぎる物を使うとノンスぺも増えるので(精製などかますといいかもしれないけど)。
問題になるのは膜の可溶化というよりは(もちろん可溶化できることが前提だけど)、それぞれのデタージェントでコンプレックスがどれくらい安定かということだと思います。 |
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