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研究が行き詰まったら トピック削除
No.11635-TOPIC - 2023/07/21 (金) 09:46:50 - ダメダメM1
おはようございます。
他に相談できるところもないので、ここで吐き出します。
大学からそのまま大学院に進学しました。ただ学部の頃のテーマであまり結果が残せなかったので、院からテーマを変えました。
正直学部の頃のテーマを変えるのには抵抗がありましたが、自分で考える力が衰えていたため、指導教員の言葉を鵜呑みにして、新しいテーマになりました。
正直言って全然興味無かった(知らなかった)分野のテーマだし、指導教員の言う事は二転三転するし、結局4月からネガティブデータだけが蓄積されているだけだし。
確かに、研究ですぐに成果が出ないことは知っていますし、自主性に欠けた状態で指導教員の指示待ちになっている自分がダメダメなのは分かりますが、もうどうすればいいか分からなくなってしまいました。
今の実験系でもう少し粘るか、違う切り口の実験系を構築するか。とにかく結果が出ていない焦り始めてきました。
皆さんは実験に行き詰まったら、何をしますか?
今は研究が辛いです
 
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(無題) 削除/引用
No.11635-18 - 2023/07/27 (木) 02:22:18 - おお
学部の場合探索的なこととか、雲をつかむようなというか、確証はないがそうであったらすごい発見に化けるような事とかやらせる事もあります。場合によっては修士のときも。そのうえで可能性を少しずつ狭めていく作業をやってもらっている場合もあります。また実験始めたばかりの人にいきなりいろいろな手技をやってもらうのはどれも手付かずになるので、ひとつづつ身につけてもらうようにすることも考えているかもしれません。

修士であれば手かずを増やしていってもいい時期かもしれませんので、積極的に研究目的など理解を深めながら、どんなスキームでアプローチしているのか、あるいはどんなアプローチをすれば進むのか考えながらそれに応じて手技を増やしていっていいかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.11635-17 - 2023/07/27 (木) 00:35:09 - SYBR master
>[Re:15] ダメダメM1さんは書きました :
>そんな時に聞き返したら怒られると思って,怖くて聞き返せない自分がいます。

いや、その時聞いて貰えないとこっちも困るのよ。その意味理解して実験していると思うから。学生や院生が、授業で習ったこと覚えていないのは、大学戻ってきたら普通なので(そもそもその授業受けていないやつも居るし)、知識が無いことで怒る教官は居ないと思いますけど。

なので、実験する前に納得いくまで、自分が理解できるまで、担当教官に色々聞いて下さい。それで怒るような教官なら、そいつはそれが説明でき無い、ただの行き当たりばったりの能力しか無いと思って下さい。

うちは、学生がB4の時から本人が納得(理解)するまで実験しなくても良いことにしています。ですが聞いてくる学生も居ますが、全く聞きに来ない学生も居ます。後者はだいたい修論提出と発表当たりで、かなり困っています。

その実験の意味を学生に示せないような研究者は、論文投稿したあとで、レビュアーの指摘に真っ当に答えられないと私は思っています。

(無題) 削除/引用
No.11635-16 - 2023/07/26 (水) 23:30:52 - 2ME
>[Re:15] ダメダメM1さんは書きました :
> これって鬱なのでしょうか。

質問者さんが鬱かどうかはわかりかねますが、意欲低下、食欲低下、睡眠不調、などが指標になるかもしれません。

人は多かれ少なかれ鬱っぽくなることはありますから、たまに意欲低下、食欲低下、睡眠不調がある程度ならば、さほど気にしなくてよいかもしれませんね。

先行きの見通しが立てば気持ちは軽くなるでしょう。

もし体調が気になるようでしたら、まずは校医かカウンセラーに相談されるのがよいでしょう。
深刻でなければ、てきとうに気晴らしになることをすればよいと思います。


> バンドが出たり出なかったりしてる感じです。

再現性があるならば、それはそれでよいでしょう。
再現性がないならば、手技を見直すのがよいでしょう。

皆さんへの返信(遅くなってごめんなさい)その2 削除/引用
No.11635-15 - 2023/07/26 (水) 14:57:54 - ダメダメM1
>>No.11635-5 おお さん
>>例えば、実験やっている学生が実験結果をネガティブとしか捉えず八方塞がりと思っていても、指導している人とか、その結果なら次はこうしてと頭の中でシナリオができていて、本当はそうやって手際よく進めていくものだったりすることもあったりする。

確かに指導教員に実験の進捗を伝えると,次にやる実験がポンポン出てきて,よく思いつくなと思います。ただ,時折,その話の持っていき方は強引じゃないかとか,元のテーマと指示されてる実験にどんな関連があるのかと疑問に思う時があります。そんな時に聞き返したら怒られると思って,怖くて聞き返せない自分がいます。

>>No.11635-6 K さん
>>大学院では、どのような環境でも先生をあてにしなくても自力でやっていけるような知識と技術と科学的な文章を書く基盤的な能力と心理的なタフさ(つまらないことにこだわらないというかいつまでも引きずらない、いい意味での楽観的、前向き思考ができる能力)を身につけてください。

優しいお声かけありがとうございます。「先生をあてにしなくても」という部分にハッとしました。今の自分は,生命科学の知識も未熟だし,自分で実験デザインやアイデアを出す力もないので,先生に頼りっぱなしで,でも自分の力で上手くやりたいとも思っていたりもして。未熟な自分と自立したい自分に挟まれて結果も出なくて苦しんでいるのかもしれないです。

>>No.11635-7 2ME さん
>>分析研究ならばネガティブデータはとても重要です。ネガティブデータだけで論文を書くことは可能です。要はストーリーの組み立て方次第です。

ストーリーの組み立ては,私の苦手のするところの一つです。自分がやっている実験の目的を改めて見直して,結果から何がわかって,どんな流れにできるのかは,ちゃんと考えるようにしようと思いました。

>>ひとつ気になるのは質問者さんの体調です。
これって鬱なのでしょうか。

皆さんへの返信(遅くなってごめんなさい) 削除/引用
No.11635-14 - 2023/07/26 (水) 14:47:25 - ダメダメM1
>>No.11635-2 おお さん
>>研究の性質にもよりますが、ネガティブというのは主観的なあなたが考える仮説に対してのもので、客観的にはその実験の結果は科学的に何かを物語っている重要な成果であるともいえます。ある程度そういう結果積み重ねたなら、論文としてまとめれると私は思っています。

ありがとうございます。研究分野はシグナル伝達関連です。細胞にリガンド投与して抽出して,色々なmRNAに対してRT-PCRをかけまくってバンドが出たり出なかったりしてる感じです。おおさんのみならず,ご返信を全体的に読ませていただくと,上手くいかなくても論文を書いたり出来るし,上手くいかなくて普通だと分かり,少し安心しました。

>>具体的なアドバイス難しいですが、たくさん論文を読んでください。あなたの研究に関する周辺領域の論文だけでも数百件あると思います。少なくともそれらのアブストぐらいは全部目を通してください。また、あなたの研究と関係なくともいわゆる有名雑誌でにのっているようなものは、興味本位でも読んでおくべきでしょう。

これは指導教員にもよく言われました。ちょっと英語に苦手意識があったり,英語が読めても書かれている内容の読解に時間がかかるタイプの人間ですが,なるべく習慣づけしていきたいと思います。ありがとうございます。

>>No.11635-3 AA さん
>>「たくさん論文を読みましょう」というのは説教臭く、アドバイスとしてはあまり感化されにくいとは思いますが、古来から研究者にとって金言であることは間違いないと思います。

具体的な事例と一緒にアドバイスいただき,ありがとうございます。論文には苦手意識がありましたが,頑張ってみようと思います。

>>まず、学部からテーマが変わることについては何ら問題にはなりません。なぜなら学部生の理解度などたかが知れているからです。興味がないという理由が知らなかったからとご自身で書かれていらっしゃるとおり、学部生の狭い見識で分野を狭めることは百害あって一利なしです。また、上記の通り多角的な視点を持つためにも他分野の知見を面白がれなければ研究者はできません。

AAさんのおっしゃる通りだと思います。多くの人が学部と修士でそもそも大学が異なり,私のようにそのまま上がる方がどちらかというと珍しいことを最近知りました。その上で新しいテーマで自分の見識を広げられるのは幸せなことだったのかもしれません。ただ,2年で結果を出さなければいけないというプレッシャーが自分にとって負担も大きくて辛かったので弱音を吐いてしまいました。ご助言ありがとうございます。

>>No.11635-4 Skeptics さん
>>始めて3ヶ月でスイスイ結果が出るようになる方がよほどまれだと思いますが、それはさておき、シニアな院生や助教に相談できる人はいないのでしょうか。

D進した先輩はおらず,M2もいません。同期が何人かいる程度です。助教も学部4年の頃の数か月はいましたが,すぐにいなくなりました。理由は不明です。今は教授のワンマンです。気軽に相談できる相手がいない点も研究を辛いと感じる要因の一つだと思います。

(無題) 削除/引用
No.11635-13 - 2023/07/23 (日) 12:33:04 - K
1点だけ気になることがあります。negative dataといってもその意味するところは人それぞれなのですが、ぐたいてきにどういうことをさしているのでしょうか。
1. 前任者の追試や論文化されてるなどで、どういう結果になるかがすでにわかっている実験でそのような結果にならない。
2. 自分の(あるいは先生の)仮説にあうような結果がえられない。
3. うまくいくこともあるけど再現性がとりにくい。
4. 実験自体が複雑で、ばらつきがおおきいなど安定したデータがとれない。

(無題) 削除/引用
No.11635-12 - 2023/07/22 (土) 16:09:54 - 准教授
なんか気の毒な環境にいる気がします。
一般的にはM1 に結果なんて求めていないはずです。修士のあいだは技術習得、運が良ければ「手」として働いてもらう、くらいにしか思っていません。なのに本人がそのように悩んでいるということは、指導教官が無能で放置されている状態だと思います。M1に自分で考えて結果を出させるなんて無理です。修論なんてプログレスレポートに毛が生えていれば十分で、学術論文もポジティブな結果も要りませんから(その代わりなぜネガだったのかはしっかり考察)。

そこで質問に対する答えですが、将来研究者になりたいならドクターからはきちんと結果を出しているラボに異動する。修士後就職で良いならこの時期ならもう就活に専念する。で良いと思います。

(無題) 削除/引用
No.11635-11 - 2023/07/22 (土) 09:58:56 - む
> 今の実験系でもう少し粘るか、違う切り口の実験系を構築するか。とにかく結果が出ていない焦り始めてきました。
> 皆さんは実験に行き詰まったら、何をしますか?
まず研究目的をよく確認します。次にその目的を果たすためにどんな実験をする(した)か、予想される結果はどうなのか、なぜそのように予想したのか、このあたりを確認します。次に実際に実験をしますが、「実験自体が失敗した」とならないようにポジティブコントロールやネガティブコントロールも合わせて実験をします。その上で結果をみて、ポジコンネガコンが結果に反映されていたことを確認して自分の目的としていた結果を見て、予想と同じだったか異なっていたかを考えます。

予想に反していたのなら、なぜ予想と違ったのかを考えます。そもそもその予想を立てたのはどういう原理で立てたのか、別の原理が働いているのかもしれない、それを証明するために追加実験あるいは違う切り口の実験系を考える、と進んでいくと思います。

あるいは予想に反していたならそれはそこで打ち切りにして、違うテーマを行うこともありますが、M1だったら上記のようになぜ予想に反した結果になったのかを考察して修士論文を書く、ということもあるかと思います。

> 今は研究が辛いです
つらい原因は「結果がでない」ですよね、言い換えれば「あなたの行った実験結果が信じられない、結果が正しいのか間違っているのかわからない」ということではないでしょうか?あなたの実験でポジコンネガコンがきちんと反映されていたのなら、同じ実験を私やここで見ている先生方がやっても同じような結果になりますよ。自信を持ってください。数学ではないので全く同じ結果になることはありません、同じような結果になります。その上でテーマの考察をしてください。

愚痴を言える同級生や研究の相談ができる先輩はいてほしいですね。身近にいらっしゃらないでしょうか?

あるいはとてつもなく不器用で実験自体ができないと言うのであれば・・・別の道を考えたほうがいいかもしれません。

身バレの心配もあるでしょうから質問も漠然としているので答える方も難しいのですが、もし研究内容自体がご自分の中で不本意、あるいはテーマ自体が悪い、という場合でも、M1ですよね、一生そのテーマをやるわけではありませんし、今は「研究の進め方、考え方」を学ぶ機会と考えて、これはこれ、と割り切るのもありかと思います。将来「学生時代はあんなことやったな」といい思い出になりますよ。トラウマになったとしても「同じ轍は踏まないぞ」といい教訓にもなります。M1になって新しいテーマに取り組んで、7月にこのように悩んでしまうのはご自身でよく考えているということです、ダメダメM1ではありませんよ。

(無題) 削除/引用
No.11635-10 - 2023/07/22 (土) 09:57:45 - む
> 大学からそのまま大学院に進学しました。ただ学部の頃のテーマであまり結果が残せなかったので、院からテーマを変えました。
> 正直学部の頃のテーマを変えるのには抵抗がありましたが、自分で考える力が衰えていたため、指導教員の言葉を鵜呑みにして、新しいテーマになりました。
学部の頃に結果が残せなかったテーマを院で変えるのに抵抗があったのですか?本当は続けたかったのですか?続けていたら結果が残せていたとお思いなのですか?

> 正直言って全然興味無かった(知らなかった)分野のテーマだし、指導教員の言う事は二転三転するし、結局4月からネガティブデータだけが蓄積されているだけだし。
全然知らなかった分野のテーマでしたら逆に興味深くないでしょうか。見識が広がりそうですし、新しい実験方法などにも触れられそうですし。

> 確かに、研究ですぐに成果が出ないことは知っていますし、自主性に欠けた状態で指導教員の指示待ちになっている自分がダメダメなのは分かりますが、もうどうすればいいか分からなくなってしまいました。
あなたのおっしゃる「結果」や「ネガティブデータ」は、どういう結果やデータのことを考えているのですか?実験自体がうまくいかないのか、それとも予想とは違ったデータが出てくるのか。後者であれば他の方がおっしゃっるように考えが広がりますよ。

(無題) 削除/引用
No.11635-9 - 2023/07/22 (土) 09:32:57 - AA
質問者さんの体調については私も気になりました。

>>自分で考える力が衰えていたため・・・云々
などとも書かれていますが、抑うつなどの自覚があるのであれば今の「テーマを変えたいかどうか」というのも体調に由来するものかもしれません。
大学も毎日ではないですがカウンセラーをおいていることも多いと思います。
相談自体は別に重大なことではないですので、体温を測るくらいの気軽な気持ちで一度行ってみてもいいかもしれません。

博士課程進学をしないならこれからインターン選考/就活の時期に入ると思います。そういう意味でも研究にリソースを割けなくなるわけですし割り切って、とりあえず教員の言う通りにしてみてうまく行かないなら教員のせい、というのも気の持ちようとしてはありかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.11635-8 - 2023/07/21 (金) 19:48:04 - み
>[Re:1] ダメダメM1さんは書きました :
> 正直言って全然興味無かった(知らなかった)分野のテーマだし、指導教員の言う事は二転三転するし、結局4月からネガティブデータだけが蓄積されているだけだし。

あらゆる可能性を一つずつ潰して進んでいる段階のようにも聞こえる。


> 確かに、研究ですぐに成果が出ないことは知っていますし、自主性に欠けた状態で指導教員の指示待ちになっている自分がダメダメなのは分かりますが、もうどうすればいいか分からなくなってしまいました。

言われた事はしっかり白黒つけるデータだしつつ、余力があって、許容される環境なら指導教官の文句を言っていないで自分でアイデアだしたら良いでしょう。僕は学部4回生の時から極秘実験と称して(先生にも結果が出るまではそのように伝えていたけど・・・)可能性を一つずつ潰していた。。。当たらないことが殆どだったけど。


> 今の実験系でもう少し粘るか、違う切り口の実験系を構築するか。とにかく結果が出ていない焦り始めてきました。

違う切り口の実験系を構築しても良い環境なら第2第3のネタも同時進行でやってみては?
仕事に追われているときは今やっている事が最優先のように思えるけど、思い切ってたまに息抜きすると良いアイデアが湧いてきたりする。

(無題) 削除/引用
No.11635-7 - 2023/07/21 (金) 18:17:26 - 2ME
分析研究ならばネガティブデータはとても重要です。ネガティブデータだけで論文を書くことは可能です。要はストーリーの組み立て方次第です。「何もわかりませんでした」であれば論文になりませんが、「このことがわかりました」であれば論文になるでしょう。

物を作ることが目的の研究ならば、物ができないことは厳しいです。たとえば、あるタンパク質に対する抗体を作成することが目的の場合、抗体が取得できないならば先に進みません。そのような場合は、既存の抗体を使うとか、抗体以外の方法にするなど、やりようはあります。

もし実験の手技が下手で失敗するというのであれば(修士課程で実験が下手な人は沢山います)、まずは手技を正しく習得すべきでしょう。質問者が安定的に出来る手技を一つひとつ身につけることが重要だと思います。


ひとつ気になるのは質問者さんの体調です。

もし体調不良があるならば、校医やカウンセラーに相談するか、クリニックを受診するのがよいかもしれませんね。今後の長い人生を考えるなら、休学もありだと思います。

そこまでの体調不良でないならば、気晴らしになることをするのもよいと思います。
私の場合、手のしわを見るとか、道端の石ころを見るとか、空や雲をぼんやり眺めるのが気晴らしになっています。旅行は面倒くさいのでやりません。

あと、起床の時間は朝7時ならば朝7時というように、できるだけ同じ時間の方が、幸せを感じやすいそうです。体内時計の関係でしょうかね?本当かどうかはわかりませんが、私は起床時間が同じ方が体調がよいです。

(無題) 削除/引用
No.11635-6 - 2023/07/21 (金) 17:21:03 - K
学部〜修士〜博士課程の前半くらいの時の研究がうまく行ったかどうかと、その後の研究者としてはたらくようになってからの研究の状況とはあまり関係ないです。大学院のときいい感じで研究がすすんでもそこがピークで、その後パッとしないままの人もすくなくないですし、その逆のパタンもまた珍しくないです。なので、今からそんなあまり深刻に考えすぎてもなあとおもいます。研究は努力でどうなるものでもないし、かなり運とか指導者や周りの人との出会いでどうにでも変わります。ぶっちゃけ、成果の蓄積がありしごとがあるていど出来上がってるラボでいい先生(ていうか自分と合う先生)にあたれば、当人の能力は少々??でも、研究はおもしろいようにうまく進みますし、いいジャーナルにも出せる機会も現実的になってくるでしょう。つまり見かけ上は優秀な若手研究者はどうにでも作れるのです。ただそれで調子に乗って勘違いするとラボかわったときに支えてくれてたものがなくなると、長いスランプになったりします。大学院では、どのような環境でも先生をあてにしなくても自力でやっていけるような知識と技術と科学的な文章を書く基盤的な能力と心理的なタフさ(つまらないことにこだわらないというかいつまでも引きずらない、いい意味での楽観的、前向き思考ができる能力)を身につけてください。

(無題) 削除/引用
No.11635-5 - 2023/07/21 (金) 16:38:24 - おお
例えば、実験やっている学生が実験結果をネガティブとしか捉えず八方塞がりと思っていても、指導している人とか、その結果なら次はこうしてと頭の中でシナリオができていて、本当はそうやって手際よく進めていくものだったりすることもあったりする。

(無題) 削除/引用
No.11635-4 - 2023/07/21 (金) 13:20:30 - Skeptics
始めて3ヶ月でスイスイ結果が出るようになる方がよほどまれだと思いますが、それはさておき、シニアな院生や助教に相談できる人はいないのでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.11635-3 - 2023/07/21 (金) 12:34:15 - AA
ネガティブデータについてはおおさんのコメントの通り、視野を広く持つことが大事です。
例えば、「絆のホルモン」とも呼ばれるオキシトシンというホルモンと、その受容体を脳内で高発現するハタネズミという動物がいます。ハタネズミはげっ歯類にして一夫一妻制を取るという特徴があり、その発現からオキシトシン受容体はその分子基盤だと信じられてきました。しかし今年に入って受容体のKOハタネズミではペア形成阻害がされないということが報告されました。これは作った欠損動物で表現型が出ないという「ネガティブデータ」ですがここ20年の学説に影響を及ぼす重大な発見です。
自身のデータを多角的な視点でみることは非常に有用で、そのためにはいろんな知識を得ることが大事です。
「たくさん論文を読みましょう」というのは説教臭く、アドバイスとしてはあまり感化されにくいとは思いますが、古来から研究者にとって金言であることは間違いないと思います。

さて、キツめのことをあえて言います。嫌な気持ちになられたら申し訳ありません。
まず、学部からテーマが変わることについては何ら問題にはなりません。なぜなら学部生の理解度などたかが知れているからです。興味がないという理由が知らなかったからとご自身で書かれていらっしゃるとおり、学部生の狭い見識で分野を狭めることは百害あって一利なしです。また、上記の通り多角的な視点を持つためにも他分野の知見を面白がれなければ研究者はできません。
そもそも修士課程からしかない大学院大学では全員がそうです。
まだたった4ヶ月程度ですから、面白くないならないでそれをデータにして証明して教官へ突きつけて見せるくらいの気概がなければ、仮に今から別のテーマにしてもまた3か月後に同じことを言っていると思います。

研究は世間の一般論的にはハッピーな時間は殆どありません。それにめげないメンタルを鍛えているんだと思ってもうしばらく頑張ってみてください。

(無題) 削除/引用
No.11635-2 - 2023/07/21 (金) 11:27:47 - おお
研究の性質にもよりますが、ネガティブというのは主観的なあなたが考える仮説に対してのもので、客観的にはその実験の結果は科学的に何かを物語っている重要な成果であるともいえます。ある程度そういう結果積み重ねたなら、論文としてまとめれると私は思っています。

例えばある活性をもったケミカルがあるとします。その活性を化学的修飾とかで高めようとしたとします。しかしながらどう修飾しても活性が低下したとします。突き詰めれば修飾した部分が活性に重要な役割を持っているという知見が得られるかもしれません。

具体的なアドバイス難しいですが、たくさん論文を読んでください。あなたの研究に関する周辺領域の論文だけでも数百件あると思います。少なくともそれらのアブストぐらいは全部目を通してください。また、あなたの研究と関係なくともいわゆる有名雑誌でにのっているようなものは、興味本位でも読んでおくべきでしょう。

あと研究については作業仮説をたてて、実験をデザインしてというのは確かに常套手段ですけど、まずは真似事から入るのを研究を始めたての人には勧めます。例えば発表されている実験で自分に使えそうなものを探して、それを取り入れるとかです。全く猿真似では研究としては進展がありませんが、あなたの目指している研究にあったマテリアルで同様の実験をするなどです。対象とする組織や細胞が違うとかそんな感じです。論文で使っているマテリアルをポジコンにすることもできますし。

後はよく考え、発想を柔軟にしていくことが大事だと思いますが、具体的にどうすればそういうことができるようになるかと言われれば、よくわかりません。

以上は研究を将来続けるならの話です。そうでないなら、指導に従ってやっていけばいいし、指導が不満なら博士課程の人とかポスドクの人も交えた形にしてもらうとか、具体的な指導は博士課程の人とかポスドクの人にしてもらうとかすればいいでしょう。

研究が行き詰まったら 削除/引用
No.11635-1 - 2023/07/21 (金) 09:46:50 - ダメダメM1
おはようございます。
他に相談できるところもないので、ここで吐き出します。
大学からそのまま大学院に進学しました。ただ学部の頃のテーマであまり結果が残せなかったので、院からテーマを変えました。
正直学部の頃のテーマを変えるのには抵抗がありましたが、自分で考える力が衰えていたため、指導教員の言葉を鵜呑みにして、新しいテーマになりました。
正直言って全然興味無かった(知らなかった)分野のテーマだし、指導教員の言う事は二転三転するし、結局4月からネガティブデータだけが蓄積されているだけだし。
確かに、研究ですぐに成果が出ないことは知っていますし、自主性に欠けた状態で指導教員の指示待ちになっている自分がダメダメなのは分かりますが、もうどうすればいいか分からなくなってしまいました。
今の実験系でもう少し粘るか、違う切り口の実験系を構築するか。とにかく結果が出ていない焦り始めてきました。
皆さんは実験に行き詰まったら、何をしますか?
今は研究が辛いです

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