>[Re:8] 2MEさんは書きました :
> TRIzol処理でDNAの混入が生じる原因は、
> ・ホモジナイズに使用したTRIzol試薬1が少なすぎた。
> ・サンプルが、有機溶媒(エタノール、DMSO等)、または強いアルカリ性溶液を含有していた。
>
私は定性的なPCRもTRizol(いまはRNAZol)でやってきたという経緯もあり、出ると困ることもよくあったのでDNase処理は大抵はやっていました。やらないと必ずといいほどバンドがでます。経験上無視できる量という事ならそれでいいのだと思いますが、実験やターゲットによってcDNAとコンタミのDNAの割合が変わるかもと思うとちょっと気持ち悪いです。
> 核酸量の多いサンプルの場合、TRIzol量を適宜増やすとよいでしょう。
>
> > Trizol→DNase→もう一度Trizol
> > したところ、non-RT群のCq値がほぼネガティブになりました。
>
> それはよかったですね。
> その場合、DNase処理による効果もあるでしょうが、TRIzol処理を2回行ったことによる効果も考えられます(他者のコメントが示唆するように)。
>
DNase処理後さらにもう一度Trizolなどで精製というのはのよくやるプロトコールです。DNaseで消化しきれなくアンプリコンの部分が残ったとしてもTrizolなどで除けることも期待しています。ですからDNase処理はそんなに厳密に通常のプロトコール通りしていません。On Iceで5分ぐらいとか。また私のやる実験で発現ベクターを導入して、その転写産物のプロセッシングを見るといったこともよくあり、この場合導入したベクターはゲノムに比べると相当多いコピー数になっていてTrizolだけでは除去が追い付かなかったりもします。 |
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