下記、お答えの続きです。
重ね重ねですが、御礼申し上げます。
>[Re:17] ゴムゴムの木さんは書きました :
> 作業順序的に「DAPIが固定」されるわけではないように思いますよ。
> 固定されるのは基本的に細胞内に存在していた生体物質であって、DAPIと核酸の化学固定はフリーのアルデヒド基とかがそれなりにあるのであればという条件がつくと思います。
ゴムゴムの木さま
コメントをいただき、ありがとうございます。
DAPIはDNAにインターカレーションしてはまり込むような状態で存在すると思います。
なので(他の方もご指摘のように)DAPI自体の解離以外にも固定不良・透過処理の過剰による核酸自体の流出も考慮すべきかもしれません。
いずれにせよ、固定や透過処理条件の調節といった手段になりそうですが...。
>[Re:16] ドガさんは書きました :
> 単純な化学平衡の話ですよ。
> DNAにBindしたDAPIが出来たあとに、洗浄してFreeのDAPIを除けば、今度はFreeのDAPIが増えるように平衡が移動する。
> その移動を止める為に固定するが、平衡が移動したなら固定がまずかったって事。
> 各工程の意味を理解していない証拠。
ドガさま
コメントをいただき、ありがとうございます。
結合と解離の反応を考慮し、(一旦は結合しているようですので)解離側に傾かないように条件を検討します。
固定がまずければ核酸自体も断片化されたり、核から漏れたりする可能性もあるかもしれません。
まずは条件検討として透過処理、また固定処理の内容を見直してまいります。
>[Re:14] totoさんは書きました :
> PFA固定が短かすぎると思いますよ。このため、他の方がいわれてるようにDNAが切れて核からでてきてるのでしょう。10分だと細胞は死にますが、分子間架橋はあまりできません。電気泳動したらわかります。
totoさま
ご指摘いただき、ありがとうございます。
固定の時間について透過処理と同様に検討いたします。
本来の目的の免疫染色の染まりに変化がないか、気になるところですが、個別に調べてみます。
>[Re:13] ---さんは書きました :
> 退色防止剤の組成によってはDAPIの脱色(退色ではない)が早く進む場合があります。
> 退色防止剤にDAPIを加えるやり方もあります(最初から添加されている退色防止剤も売られている)。
---さま
情報をいただき、ありがとうございます。
DAPIの脱色については初耳でした。
検討の結果いかんでは、ご提示されたDAPI添加済みの退色防止剤(もしくは双方含んだ封入剤)などを検討したく思います。 |
|