グアニジン存在下でSDSの沈殿を避けるには尿素をつかえばいいです。 あかねさんのような方法論をとるなら3ulのサンプルに15ulの6M尿素入りサンプルバッファーを加えて、加熱しないで室温放置数分後泳動すればいいでしょう。グアニジンは反対方向に流れるのでWellの上部でいくらか沈殿するかもしれません。
しかし私の経験上そんなにきれいに流れないんですよね、、、薄めても。
確かSDSの代わりにサルコシル(かな)を使うといいというのがパテントかなんかで書いてあったように思うのですが、ちょっと記憶に定かじゃありません。
マイクロチューブ型のスピンカラムを使う手もあるにはありますね。G-25とかが詰められて売っているやつ(自作でもできますが)。ただサンプルを乗せる前にバッファー置換がひつようですね。4M以上の尿素で置換しておけばほとんどのタンパクが不溶化せずに、ゲルにも吸着せず回収できると思います。収量的にはどうなのか(回収率が毎回一定しているか)はそんなに経験がないのでわかりません。
もう一つの方法としてはアセトンなどでたんぱくを沈殿させて、リカバーする方法ですが、場合によっては沈殿が溶けにくくなっていたりします。
微量用簡易透析ツールなどもありますし、自作も可能でしょう。微量なので半日もすれば泳動には差し支えないとおもってます。 |
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