>[Re:1] Ligaseさんは書きました :
> NEBのQuick Ligation KitのHPを見ると、
このタイプ(促進)のligation kitは各社から販売されていますが、bufferにPEG6000または8000等(最近PEGで無いものもあるみたいですが、未確認です)が入っています。PEGを含む追加物はクラウディング効果でligationの反応を促進し短時間でtransformation(TF)に持ち込める環状産物を得られますが、長時間反応や酵素の失活のために熱変性(65度10min)を加えた場合、できた環状産物が鎖のように繋がる(メカニズムはよく解っていないらしいけど、たぶん AFMで見たみたい)ため、TF効率の低下だけで無く、取れてきた産物の正しさ(対象産物も入っているけど同時に余計な配列も入っている)も変更されると教わっております(20年以上前、どこか忘れたけどたしかTakaraでは無いメーカーのテクニカルサポート)。
長時間の反応や、酵素失活の熱変性を加えるならPEGの入っていないT4 DNA ligaseの単品も各社から販売されていますので、そちらを使う方が良い結果が得られると思いますよ。
個人的な感想ですが、日本語で対応できるメーカーのテクニカルサポートのレベルは、
NEB≥ニッポッンジーン>日本ジェネティクス≥TOYOBO=Thermo>越えられない壁>Takaraです。これは研究始めた頃からの印象で、他の海外メーカー加えても最下位はTakaraです。 |
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