いつもお世話になっております。
現在行っている実験についてご教授、アドバイス頂けたらと思います。
ヒトの精巣性胚性腫瘍細胞由来のNtera2 cl.D1細胞を扱っています。
レチノイン酸(all-trans retinoic acid)による神経細胞への分化誘導時における遺伝子発現解析を行いたいと考えており、1mM all-trans retinoic acid(sigma R2625)stock solutionを作製し、終濃度10uMになるように細胞培地に添加しています。
同様の実験を報告した論文が多数あり、タイムコースとしてはRA刺激後7,14,21,28日目に細胞回収を行うということをしていましたので、自分もそれに倣ってやっているのですが問題が生じました。
7日目の回収時点で細胞が剥がれだし、14日目までにはほぼ死滅するという現象が起きています。早い段階で形態変化がみれたらいいのですが、目立った形態変化も確認できないのでRAが効いているかどうかも判断がつかない状況です。
また、培地交換は2日ごとに、dishはコーティング無しのものを用いています。
分解したRAを使うとこういう現象がおきるのか、コーティングされたdishを用いるのがよいのか、細胞密度が大きいと分化できないのか……
問題点ご指摘頂けたら幸いでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。 |
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