やろうと思えばcompetent cellを1/10に減らしてたってできます。
>たとえばプラスミド1ngを含んだ100μlコンピテントセルを形質転換し、SOC Mediumで最終1 mlになるように調製するとします。
そういうスタンダードなスケールでやっていて、何uL播いてどれくらいのコロニーが得られているか、見当はつきますよね。
1 mLのうち100 uL播いて十分だとすれば、コンピーテントセルの10 uL相当で十分ということになるでしょう(スケールの違いで相が変わる現象があるかもしれないので完全に比例関係にはならないかもしれないが)。
プラクティカルには、一回に一個の形質転換をする場合、コンピーテントセル一本、100 uLあるいは50 uL全量使います。
一回に数種の形質転換を行う場合、一個につき一本じゃなく、一本を必要な本数に分けて使います。新規にligationしたコンストラクトからクローニングしようという場合は、過度に小分割することはしませんけど。クローニング済みの完成したプラスミドを大腸菌に戻すだけなら、かなり逸脱してもできる。
融解済みのコンピーテントセルを一部だけ使って残りは再凍結というのを数回繰り返しても行けるくらい(実際、そういう使用法もアリと書いてある市販のコンピもあった)。 |
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