>[Re:1] Caさんは書きました :
> 一般的には60℃付近だと思うのですが、Tm値を70℃にすることによるデメリットは何が考えられますでしょうか。
特異的に増えるのであれば、普通のPCRでもqPCRでも、Tm値は無視して良いパラメーターだと経験的には思います。
> Tm値を上げることで特異性は上昇するが感度は低下するという認識でいます。
オリゴのTmが70℃だと、PCRサイクルのannealing温度が60℃付近だと、非特異的にprimingし易い状況=特異度が下がります。その場合、primer濃度を現状より、1/10, 1/100....等下げて使用した場合、Tmはオリゴの濃度の低下依存的に下がりますので、特異度が増します。経験的に、オリゴ濃度の変更だけで20mersのprimerで、3'末端1塩基の違いを区別できるPCRの設定が行えます。
ここら辺の細かいことは、IDT社のOligo analyzer(登録は必要)で試すと良いかもしれません。
https://sg.idtdna.com/calc/analyzer
たしか、このtoolに関して(パラメーター内容)は論文が2つくらいNARに出て居たはずです。 |
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