>[Re:6] 深刻さんは書きました :
> toto先生
> 驚いています。
> プラスミドにoligoをクローニングできたとしても、大腸菌内での増幅時に正しく増えないということでしょうか?そのような問題がshRNAにあるとは知りませんでした。
> よくあることなのでしょうか?・・・
ごく普通のことですね。 「反復配列 クローニング」で検索すれば、沢山出てくると思います。
shRNA用のはインバーテッドリピート(inverted repeat)で、かつその部分をoligoで合成したら、そのoligo内で2本鎖を形成する可能性が高くなるので、
>[Re:4] WXNさんは書きました :
> 2)インサートを二組のdsDNAに分ける。こうすると各オリゴがヘアピン構造を取りにくくなる。もちろん、二本のチューブで個別にリン酸化、アニーリングを行い、ライゲーションのときにベクターと二組のインサートを混ぜ合わせます。
のような、少し工夫が必要ですが、それでも取れないときは取れません。
>[Re:1] 深刻さんは書きました :
> プラスミドをHpa1とXho1でカットし、精製、そこへリン酸化させたoligo duplexをクローニングするという操作を行なっています。
ただでさえ難しいcloningで、HpaIのようなblunt-endは、良い選択とは思えません。5'または3'の突出末端を選択してあれば、他に選択できる手段は増えるかもしれません。
また、NEBが最近?出した、「NEBuilder HiFi DNA アッセンブリー」キットはssDNAだけでもcloning対象として使えるらしいので、vectorの構築まではこれで出来そうです。ただ、先にも書きましたが、「反復配列の大腸菌でのクローニング」は継代しただけで配列がおかしくなるのは普通のことなので、その部分で何かしらの手立てを考える必要があります。自分ならminiprepでクローンが正しいと確認出来たら、その後の使用でvectorが環状である必要が無いのならば、TempliPhiで増やすと思います。 |
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