>[Re:11] lipidさんは書きました :
> 細胞はHepG2で、stableでもtransient系でもありません。
全体的にサンプル調製からウェスタンまでのどこかが疑われているようですが――私も真っ先にそこを疑います。プロテアーゼインヒビターカクテルのへたりとか、サンプルバッファー添加のボイルを疑いますが――他の可能性も念のため考えました。
stableやtransientであればプラスミドの異常を疑いましたが、そうではないということで除外します。
Hep2Gの当該遺伝子のゲノム上の変異も疑いましたが、シングルセルをクローニングして使っているのでもない限り、特定の変異が細胞集団のマジョリティーになることは考えにくいので、これも一応除外します。
あと、疑わしいのはその細胞におけるMTTP遺伝子のスプライシング異常です。truncated formとして翻訳されているのではと。蓋然性は低いですが。たとえば、RT-PCRでORFをシーケンスして確認してはいかがでしょうか。確認にはさほど費用はかからないと思います。
それと、もしモノクローナル抗体を使っており、かつ、エピトープが既知ならば、そこからある程度の見当は付きませんか。 |
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