一番いいのは既存のKOマウスを入手して使用するに限る。
自分で作る場合はCRISPRが第一選択でしょう。通常のKOを作る場合であってもindelによるcrisprKOはジェノタイプの難しさやflipなど変なものが生じるケースがあることもわかっているので、技術が確立した発生工学施設の併設している研究機関なら時間をかけられるならsmall deletionまたはdouble cutでエクソンを飛ばすようなやり方を勧められることも多いです。
また、コンディショナルやknock inについてもloxpを含むスモールオリゴをコトラしてやる方法で一発ですが、技術のない発生工学だと難しいので、B6 ESを用いてESレベルでCRISPRで作成してからマウスで選別するってやり方もあります。やり方によっても100%キメラに近い方法もあるので昔ほどESだからと時間がかかるわけでもありません。
もっとも、CRISPRならマイクロインジェクションじゃなくてエレクトロポレーションでたくさんできるので可能ならば、超過排卵体外受精で大量に処理する方法が一番早いんじゃないですかね。 |
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