おお様、G25様
ご返信ありがとうございます。G25様のおっしゃる通り、メチル化されていたらメチル化感受性制限酵素で切れないので、qPCRで制限酵素あり・なしを比べてメチル化率を計算します。切断が完全に行われていることは、メチル化感受性でないisoschizomerで確認します。
いくつか周りの人が持っているサンプルも含め比べてみたところ、
・NaOH抽出ゲノム→メチル化感受性でない酵素でも、6時間切っても1/3程度切れ残っている(qPCRで計算)。逆に言うと2/3は二本鎖が残っていたということかと思いましたが、定量性という意味では、話になりませんでした。
・NaOH抽出にフェノクロ→2サンプルしかしていませんが、上記と大差なし。
・ProK処理されたゲノム(フェノクロなし)→メチル化感受性でない酵素はほぼ完全切断。qPCRの増幅効率はカラム精製したサンプルより悪いが、意外にも定量はできました(厳密にカラム抽出の時と値は比べられていませんが予想されたとおりの値ではあった)
今のところ、G25様のおっしゃる通りでNaOHでは少なくとも無視できないほどのDNAが一本鎖になっているだろうと考えました。
またご紹介頂いた論文の方法論は知らなかったのですが、これなら一本鎖でも使えそうですね。タンパク精製からしているようなのですぐに導入は難しそうですが、試してみたいです。ありがとうございます。
今回はコラボ先がと再度相談し、結局マウスを再度起こしたいそうなので、きれいなゲノムを準備してメチル化感受性酵素切断で処理することになりそうです。勉強になりました。ありがとうございました。 |
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