ちなみにアンモニアは細胞に対して毒性があります。アンモニアが原因でpHが上がっているなら細胞も死んでしまう可能性があります。
アンモニアの発生源はグルタミン酸などで-NH2が遊離することだと思いますので、どちらにしろ-NH2が溶液中に存在することになるのでそう極端にpHが上がるだろうかという気がします。
皆さんが指摘しているように原因はCO2の放出だと思います。培地がボトルの3分の1以下になると色の変化は顕著になっているように思えます。ボトル中の空気の部分が大半をしめるのでCO2がほうしゅつされやすい。
細胞によってはあまり気にしなくてもいいかもしれません。培地は例えば継代などならそのとき使うだろう新しいディッシュなどにあらかじめ加えておいてCO2インキュベーターにいれてCO2を平衡化しておけばいいでしょう。ただし冷えたままの培地だと容器に水滴が付きます。間接的にコンタミの原因になるかもしれません。
ボトルをCO2インキュベーターに入れてもふたは閉まっているのでおそらく改善は見られないでしょう。蓋を緩めたらどうかというかもしれませんが、培養用フラスコのように通気性を考慮した構造になってないですし、培地のボトルをCO2インキュベーターに入れるのはコンタミという観点からも気が引けます。 |
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