CUBIC-Histovision v1.0 は抗体染色に最適化しており、1-2mm厚は問題ありません。
透明化と免疫染色の相性が悪いという意見は事実です。各人で染色条件(温度、染色時間、抗体)を試行錯誤する必要があります。
ポイントは、幾つも抗体を用意して、温度と期間を振って試していくことです。CUBICは脳で開発されたので、抗体やその染色条件含め一番試しやすい臓器です。各臓器、各抗原毎に染めやすさは違います。
ただ私なら(1-2mm厚の脳、肺、心臓、肝臓、腎臓の透明化と蛍光免疫染色)はやりたくない、、、10um切片を100枚染色する方を選びます。理由は余りに大変、そして労力に見合った結果を期待しづらい。
透明化が必要なら蛍光タンパク質を発現している遺伝子組換え動物を使います。免疫染色が必要なら薄切します。透明化してかつ免疫染色しなければ分からないことというのは余り無い、というのが私の個人的な意見です。 |
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