NH4OAcあるいはKOAcでタンパク質を塩析してゲノムDNAを精製する方法は、動物でも細菌でもファージでもSDSを含んだlysateなら適用できます。Alkali/SDSでプラスミドを取るときの塩析も仕組みは一緒(ただしAlkali変性されたゲノムDNAはタンパク質と一緒に塩析)。
>4℃で終夜インキュベートするステップが
そんなにする必要ない。Alkali/SDSの塩析と同じくらいの感覚。
1. サンプルを10-20 vol程度のTES (0.1 M Tris-HCl, pH 9/0.1 MEDTA/ 1% SDS)中でホモジナイズして、70℃, 20 min。
または、終濃度1 mg/mLのProKを加えて55℃, >=30 min (材料に応じて)。
2. 1/2 vol 7.5 M NH4OAc (と沈殿しやすくするために少量のCHCl3)を混合して氷水浴 >=5 min.
3. 4℃、高速で適当な時間(volumeや材料により加減)遠心して、上清を回収。アルコール沈殿。 |
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