2-MEさん、大変丁寧な説明ありがとうございます。概ねその通りです。
「結晶構造解析だけでは論文にならない」と言われて久しいです(最近であればクライオ電子顕微鏡解析でもそうです)。結晶構造が天然の状態と全く同じとは言い切れない&構造から機能を全て説明できるとは限らないからです。機能解析や変異導入実験を組み合わせてロジカルな考察を導くことで、読者やレビュアーを納得させることができます。
実際の結晶構造でもいろいろと言われるのですから、予測構造なら言うまでもないでしょう。
ただ、AlphaFold2の結果を 手がかり にすることは全く問題ありません。
アミノ酸配列上に複数あるCysから”当たり”を見つけるのには、有効な方法だと思います。
酵素の活性部位や複合体の相互作用部位を見つけるのにも良いでしょう。
使い方次第だと思います。 |
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