室温でOK,あるいは室温でもOK
温度が高い分、反応速度が高くなります。
ただし、温度を上げると自己環状化と重合化の塩梅が、重合化にやや偏るので、プラスミドベクター系のライゲーションは低温でやったほうが理屈上は良いとされています。十分な効率が見込まれる、あるいは効率は度外視して時間を節約したいというときは室温でもいいと思います。
>液体培地で増幅し、プラスミド回収というのは一般的ではないのでしょうか。
ライブラリーはヘテロジナスなインサートをもつプラスミドクローンの集団ですから、一緒くたに液体培養で増幅しようとすると、競合がおこり増えやすいものが増え、増えにくいものが減少あるいは失われるというバイアスがかかります。プレート培養だと個々のクローンがそれぞれニッチを得てコロニーを作りますから、競合を防ぎバイアスが緩和できます。
ライブラリーを増幅するときはオリジナルのクローンの構成を変えないことが肝心で、バイアスを回避することに注意を払わなければいけませんん。 |
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