追伸
たいていの場合、研究者が行っている研究は全世界レベルでも「連続性」が有るので「進歩」が必ずあるはずなのです。しかし、新規特許申請に関してはその連続性は「関係ない=認めていない」ので、似ているツール(酵素含む)や出てくる結果が似ているだけで、特許庁の審議官は「無駄に優秀」(たぶん修士以上の学位持ち)なので、必ず最初は「拒絶」になります。
ただ個人的な経験として、たいていの場合は「無駄に優秀」なので、本当に英語の論文(含む特許文章)読めているんか?とか、生物学の基礎知ってるん(授業寝てた?)、みたいな結構「とんちんかん」なことで拒絶査定食らいます。なので出た場合は、それに対する反論のために、精確な理論武装しておいて下さい。ただ偶に「無駄に優秀」なので、論文審査のレビュアーより、クリティカルな反論を受けることが有ります(一切の忖度は無い)ので、それだけは心得て下さい。
大体、拒絶査定食らっても、一回特許事務所との打ち合わせ後に反論できれば、特許は認められる傾向にあります。しかし、その特許にさらに進化が見込まれるなら、前に出した自分の特許や論文が「敵」になるので、さらなる理論武装しておく必要は出てきます(今回私がごねられているのがこれ)。慣れてくると、「拒絶」査定で出されてくるコメントとかに対し、「クレーム外である(請求項外である)」とか反論できるようになります。
取りあえず、頑張ってみて下さい。 |
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