similar dataとsame dataは意味的に根本的に違うものだな。前を使うのは、(内容的に前と同じ事をまた新知見と言う意図だったら駄目だけど、そうでなければ)普通にOKとおもう。でも後ろを使うのはOutだな。例外として、自分らのこれまでの仕事をまとめた総説とか著書(和文、英文関係なく)とかで説明に使う場合とかで、その場合でも出典を明記して、一応編集者にも了解とるんだけど。
internal ontrolとか(これはこれでその有用性には問題があるんだがまあいいや。)で、actinのウェスタンとか同じ実験はなんどもやるわけだが、sampleが同じならやってることは一緒で、データもほとんど同じに見えるけど、実験したのはそれぞれ別のときのものだから、これは使い回しとは言わない。でも、どうせやっても同じ(``だろう、な、たぶん``)だからまあいいか、ということで、前の時のcontrolのデータを別の回の実験のデータと一緒に貼るのは違反。
3つの蛋白質X, Y, internal control proyeinの変化をwestenでみたいとき、みたいものそれぞれの分子量が離れてて、かつ、見たい所以外にはextra bandsがでないことを確認済み(ここ重要なところ)であれば、一枚のblotを泳動方向に対して横方向に3つに切って1枚はinternal control protein, 1枚はprotein X, 1枚はprotein Yに対してwesternに使い、あとでデータを並べることはいいと思う。この場合、X-cont, Y-contの組み合わせになって同じcontrolのデータがX,Yに適用されることになるが、そうしましたと、説明に一言書けばいい。誤解をまねかないようにX, Y, controlはできるだけひとつのFigureに収めた方がいい それで上からX, Y, controlの順に並べると読者もどのように実験したかを理解しやすい。
ただこの方法は予想される各蛋白質の分子量は変化しないという前提で行われる。ゆえに怖いところは、何かの理由で高分子量化 or 低分子量化が起きた場合それを見落として間違った結論を導く危険があること。
大事な事は、読者やレビュアーが知り得ないような部分で変なデータ操作をしないことだけ気をつければいいわけで、心配なら投稿する雑誌の編集者に訳を説明して意見を仰げばいい。カバーリングレータ-があるんだし。 |
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