おおさん、
そうです、同じエピトープに対する抗体です。この会社では20ほどのモノクローナル抗体を取り出し、その培養上清をELISAで調べて、その中からアフィニティーの高い6つのクローンの抗体の配列を調べております。
2MEさん、
ご意見ありがとうございます。
ご指摘のように可変領域のことを指しておりました。
訂正いたします。
> 異なるクローン間で可変領域の塩基配列が同一であることは、あることはある。頻度はさておき。
あるのですね。大変勉強になります。
これとは別に例えばもともと同じクローンがlight chainのみに変異が蓄積してheavy chainは変異が起こらなかったあるいは変異したものは選択されず脱落したようなこともあるのでしょうか?
別の可能性があればそちらの可能性も考慮したいと思っております。
何卒宜しくお願い致します。
>[Re:3] 2MEさんは書きました :
> 異なるクローン間で可変領域の塩基配列が同一であることは、あることはある。頻度はさておき。
>
> その会社の解釈は、あくまでもあり得そうな解釈の一つ、ぐらいに受け止めておいた方がよい。その解釈の通りかもしれないし、そうでないかもしれない。網羅的に実験して考察しているのならまだしも、10の何乗という膨大な細胞のうち、たかだか2個の細胞を比較して何が言えるだろうか。可能性だけで言えば、"very dominant epitope"に対応するCDRを持つ抗体を作る細胞があったかもしれず、そいつのクローンをピックアップできなかっただけかもしれない。その2クローンがベストという保証はどこにもない。ということぐらいのことは私でも考える。
>
> なお質問の"HC"のCがconstant、定常領域の意味ならば、そりゃあ定常領域がクローン間で同一配列であることは至極当然でしょう。しかし質問者が聞きたいのは可変領域、variable, Vのことだろうと解釈して、そう書きました。 |
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