平均値の多重比較の検定方法としては
ダネット法 (Dunnett法)
テューキー法(Tukey法またはTukey-Kramer法)
があります。
Dunnett法は1個のコントロール群と各実験群をそれぞれ比較する方法。
Tukey法は各群を総当りで比較する方法です。
質問のケースではDunnet法が当てはまると思います。
どちらの検定法もExcelには組み込まれていません。だれかがExcelに式とかスクリプトを作っているかもしれませんし、インターネット上で計算できるサイトがあるかもしれませんが、そういう身元の怪しいプログラムを使わず、Rや市販の統計ソフトを使うのが良いでしょう(じゃなきゃ、論文にしたときに受け入れられるような統計処理の方法が書けない)。
Tukey法も可能ですけれど、今回のケースでは無駄な比較が加わることになるし、Dunnett法より検出力が低い(有意差が出にくい)です。
通常のt検定を、コントロール群対各実験群あるいは各群総当りで繰り返してボンフェローニ( Bonferroni )補正をする方法もあります。これならエクセルにちょっと手を加えるくらいでもできますが、検出力はDunnettやTukeyより数段落ちます。 |
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