そういうものです。どうしたって重合体ができるでしょ。環状化したライゲーション産物はほんの僅かしかないもので、それでも十分な形質転換体が得られるという実験デザインです。pg 程度できてれば数百cfuくらいになるはずですけど。それともライブラリーでも作るつもりで、効率がクリティカルな実験をしているのかしら?
そもそも電気泳動で環状化したライゲーション産物は区別つくんでしょうか。
どういう判定をしているのか興味あります。
重合より環状化を優位にするためには、
・DNA濃度を下げる(濃度が高いと分子間のコリジョンが優位になって、分子内(末端同士)のライゲーションが起きにくくなる、とか)。
・反応温度を下げる(14, 12, 4℃など)
というのが教科書的だと思います。
ところでinsertはどうやって調製したものでしょうか。
以前もコメントした事があるのですが、PCR産物のプライマー上の配列を制限酵素で切断して付着末端にする方法は、思いの外、効率が悪いです。
PCRの条件も影響するようです(サイクル過剰とか)。 |
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