Scale upに尽きる。
組み込んだ遺伝子のleaky expressionが宿主に毒性である場合の典型てきなパターンでしょう。少ないにしろ収量があるだけめっけもんです。そもそも毒性のために形質転換体のコロニーが生えてこなかったり(ようやく生えたと思っていたらコンストラクトが変異を起こしていたり)ということも多い。
そんな最悪の自体ではなく、収量が不十分というだけならだまってScale upしたらよろしい。miniprepでしかやっていないようなので、伸びしろは十分です。
毒性のため死んでしまったり増え難かったりする場合には、培養温度を下げたりします。これは、pUC系の高コピーベクターの場合、コピー数が1/10くらいに減ることでレスキューされるのです。当然、プラスミドの収量は減ります。
あなたのケースでは、温度を下げると今取れている収量より更に下がってしまうだけになりそうです。pUC系レプリコンでないベクターだと、温度を下げることでいくぶんかは、leaky expression自体が抑えられ、収量が上がるかもしれませんが。
レンチウイルスベクターのLTRのように長い反復配列があると組換えが起こりやすいなどでプラスミドの安定性が悪いので、StblシリーズやStableなんかが推奨されます。 |
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