差し支えない範囲で以下は必要と思われます。たぶんこの種の実験には経験豊富な方が多いと思うので、たぶん誰か適切な実験方法を考えてくれるかもしれません。先生に聞いて指示を受けるのも一つのやり方とは思いますが、院生あるいは一定の研究経験のある方ならばまずは自分で何通りかの方法を考えて実際試してみて、何がまずいか、どう改良すれば良いかなど学びながら実験した方が将来的には良いと思います。大げさかもしれませんが、科学の歴史上その実験をするのはあなたが最初なわけですし。
生命科学では広く、通用する万能なプロトコルのようなものはかなり限定され、大部分は既存のプロトコルを自分自身の研究目的に応じて自分の実験系に合うように適宜改変することが必要な場面の方が(とりわけタンパク質関係は特に)多く、時には鬱陶しい予備検討も必要になります。またこれができるのは当事者ご本人しかいません。平素からそういうことを日常的に何度となく経験している人は、自分の系でうまくいったから、これそのままあなたの系にも使えますよ、とかは人様に対して自信持ってなかなか言えません。
1. 当該細胞のおおよその倍加時間。
2.WBで何の変化を見たいのでしょうか。タンパク質の発現?リン酸化などの修飾?
3.使用する抗がん剤の作用点もしくは機序。
4,cytotoxic or cytostatic?
5.当該抗がん剤もしくはそれと類似の化合物を用いたin vitro実験について過去の文献は精査しても情報が得られないということでしょうか。新規化合物などの理由で 関連文献等の情報に乏しく何からどう手をつけて良いかわからないということでしょうか。 |
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