接眼鏡筒で見るためのフィルターで透過する波長帯とレーザー顕微鏡側で各色の蛍光として検出する波長の設定に差があると、目で見た印象と撮影される絵にギャップを感じることがあります。(ヒトが肉眼で見て「緑色」と判断する光のすべてを顕微鏡が「緑色」と判定するわけではない、ということです)
特に検出器側は多色染色のときなどは波長を狭く設定していることもあります。通常は検出設定はいちいち設定せずプリセットを使うと思いますが、逆に誰かが誤って設定を上書きしていたりしても気が付かないのであまりにおかしいときは確認しても良いかもしれません。
最近は顕微鏡も良くなって来ていますのでそういうことは減りましたが、弱いシグナルなんかだと肉眼の感度と検出管の感度の差で、「目で見えるのに写真にならない」ということが起きたりはします。 |
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