お世話になります。
ある遺伝子のプロモーター解析をしています。解析で悩んでいるため、ご教示いただけましたら幸いです。
ある遺伝子Xの発現には転写因子TFが関与することから、Xの転写開始点上流1 kbをpGL3にクローニングしました。
また、そのプラスミドからTF結合サイトを潰した変異体も作製しました。
そこで以下の5つのサンプルを作製しました。
1. pGL3のみ
2. pGL3+promoter + empty plasmid
3. pGL3+promoter(TF site deleted) + empty plasmid
4. pGL3+promoter + TF過剰発現plasmid
5. pGL3+promoter(TF site deleted) + TF過剰発現plasmid
Firefly lucをはじめに検出すると、順番に、30, 90, 70, 370, 240となりました。
またこの時、使用していない空のwellをblank目的で検出すると10でした。
ここまではRenillaで補正をする前ですが、とても仮説を支持する綺麗なデータかと思います。
一方Renilla lucをみると、その値は、30, 20, 20, 50, 60でした。
またこの時、使用していない空のwellをblank目的で検出すると10でした。
以上のデータを用いて解析してみると、
各Firefly lucからblankを引いて、20, 80, 60, 360, 230となり、
各Renilla lucからblankを引いて、20, 10, 10, 40, 50となり、
上を下で割り算すると順に、1, 8, 6, 9, 4.6となってしまいまして、4つ目のサンプルで上がる傾向が消えてしまいました。
そこで解析の仕方として、blankを引くことをやめてみたところ、
各Firefly lucの値が順に30, 90, 70, 370, 240
各Renilla lucの値が順に30, 20, 20, 50, 60なので、
上を下で割り算すると順に、1, 4.5, 1, 7.4, 4となり、仮説通り4つ目のサンプルで上がる傾向が確認できました。
ただ、正直どちらの解析の仕方が正しいのか自信が持てません。
そもそもblankとして使用しているのは空のwellで、PBSが入ってるでも基質だけが入ってるのでもないので、不適切だとも思っていますが、皆様はどう解析されているのか、ご教示いただけませんでしょうか?
何卒よろしくお願いいたします。 |
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