いや別に、不安定になるってことないですよ。
DNAでもRNAでも核酸の精製はpH 8程度のバッファで飽和したものが使えます。
ただ、RNAの場合はpH 4程度の酸性条件でも水層に分配されるのんい対し、DNAはフェノール層や中間層にいってしまうのでpHを上げておくのが必須というだけ。AGPC法などは逆にこの性質を利用して低pHのフェノールでDNAとRNAを分離してRNAを精製しているのです。
低pHだと核酸のリン酸基がプロトン化され電荷が中和されるので極性が低下します。それでもRNAはリボースの水酸基(と、ひょっとすると塩基対をなしていない塩基)の関係で水層に残りますが、DNAは水層から締め出されるんですね。 |
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