タンパク質の沈殿のため、トリクロロ酢酸(TCA)をはじめ、過塩素酸やスルホサリチル酸などの酸を用いる方法は広く使われていると思います。
これらの酸によるタンパク質の原理について、もしご存じでしたら文献などと合わせて、教えて頂ければ幸いです。
硫安や有機溶媒を用いたタンパク質の沈殿については、教科書等でも頻繁に原理の説明があり、原理自体も比較的理解しやすいですが、上記の酸については原理にまで踏み込まれていない事が多いと感じております(少なくとも私の知る範囲では、ですが)ので、この度トピックを作成させて頂いた次第です。
上記の酸は強酸なので、タンパク質の等電点沈殿ではないとは考えております。タンパク質に水和している水が、酸(の帯電している部分)に置き換わり、タンパク質が水和出来なくなって沈殿するのかなぁ...(硫安による原理とかなり近いですね)とは考えているのですが。
基礎的な化学の内容で恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。 |
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