原因はこれと特定しづらいですけど、インテグレートしてないプラスミドからの発現が上乗せされていた可能性もあるでしょう。とくに細胞にT antigenがはいっていてSV40Oriを含むプラスミドを導入したなら導入時には爆発的にプラスミドコピー数があがります。
一週間で細胞がどんな状態かわかりませんが、インテグレートしてないプラスミドが減っていたとしても、それまでに発現したタンパクは半減期が極端に短くなければまだ残っているかもしれません。
またインテグレートされていたとしても、培養を重ねるごとに減っていくこともあります。高発現が細胞の生理的に好ましくないような遺伝子、Endogenousからの発現がセルサイクルやその他の状況に合わせてたくみにコントロールされていて、それが乱れるためにうまく細胞が増えない場合など、想像の域を出ないかもしれませんがそういった感じで導入しても強くは発現しなくなるか、場合によってはほとんど発現しない場合もあります。
GFPは結構高発現で維持が可能だと思います。
どうしても発現量がある程度以上必要なら、クローンを拾ってみる。一過性の発言で実験できないか考えてみる。誘導性の(Tetなど)プロモーターで必要なときに発現を誘導するなど選択肢の中から良さげなものを選んでみてはどうでしょうか。 |
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