Bio Technical フォーラム

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酢酸リチウム法 トピック削除
No.10934-TOPIC - 2022/11/04 (金) 21:55:34 - sk
S.cerevisiaeの形質転換をしているのですが上手くいかないので有識者の方に意見を伺いたいです。
方法としましては以下のURLとほぼ同様の手法をとっています。異なる点はプラスミドではなくPCRで増やした配列を導入していること、選択薬剤が異なることです。試薬は研究室で作製したものを使っています。
DNA量は1ml当たり2ng程度です。
菌体量はOD600=0.8 です。
初投稿で拙い文だとは思いますが、何卒よろしくお願いします。
 
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(無題) 削除/引用
No.10934-16 - 2022/11/10 (木) 08:06:04 - 弘法
3時間が十分かどうかはケース・バイ・ケースだと思います。耐性遺伝子の発現に使っているプロモーターや、耐性を発揮するために必要な発現レベルに依存するので。

回復培養に用いる培地は、酵母が元気に生えるなら何でも良いように思います。上のコメントにも関連しますが、poorな培地だと耐性遺伝子が十分に発現するのに時間が掛かるということもあり得ます。

ともかく、No.10934-6 にも書いたように、もし現状で全てが上手く行っていたとしても期待できる形質転換体は多くはないので、まずは用いるDNA量を100倍にしてみることからだと思います。

また、本質的な問題として、選択の薬剤を変えることで形質転換効率を上げるというのは、どのようなメカニズムを期待されているのでしょうか。細胞にDNAが取り込まれる効率、それがゲノムにhomologous recombinationで(ですよね?)組み込まれる効率は薬剤とは無関係なプロセスなので、それ以降に差が出るということですよね?plating efficiency、つまり一旦形質転換体として取れた株を用いたとしても、まき出した時に菌体数あたりのコロニー数が増えるということをお考えなのですか?

(無題) 削除/引用
No.10934-15 - 2022/11/09 (水) 12:33:57 - sk
私も回復培養は液体培地で3時間程度していますが、その時間が短いという可能性もありますか? 追加でお伺いしたいのですが、YPD以外の選択薬剤培地を使用する時に使用する回復培地はYPDが良いのですか?現在私はYPDではなく薬剤を抜いた培地で行っています

(無題) 削除/引用
No.10934-14 - 2022/11/08 (火) 07:44:49 - 弘法
すみません。TaKaRaのsiteでも非選択培地での回復培養はしていましたね。その部分は取り下げます。

私たちが回復培養を液培でなくプレートで行なっているのは、clonalityが失われることを嫌ってのことです。

(無題) 削除/引用
No.10934-13 - 2022/11/08 (火) 07:40:23 - 弘法
引用されているTaKaRaのsiteにある形質転換法は、PMID: 17401334 の旧バージョン(同じ著者による旧い論文にある方法)なので、改良された PMID: 17401334 のプロトコルをお勧めします。

また、お使いの薬剤が殺菌的なものであれば、形質転換後に薬剤含有培地に直接まき出すのではなく、導入遺伝子が発現するまで非選択培地で培養する必要があります。TaKaRaのsiteにあるオーレオバシジンの選択も、直接まき出さない方が効率が上がります。私たちは薬剤で選択を掛ける場合には、形質転換後の菌体をYPDプレートにまき出し、30℃で一晩培養した後に薬剤を含む培地にレプリカするようにしています。

(無題) 削除/引用
No.10934-12 - 2022/11/07 (月) 12:49:48 - sk
確かに回答が不適切でした。PCR断片のサイズは約2000bpです。
dna量を調節し直し、もう一度行ってみようと思います

(無題) 削除/引用
No.10934-11 - 2022/11/06 (日) 20:41:28 - 弘法
プロトプラスト法を使う人は現在はほぼいないと思います。酢酸リチウム法を避けるとすればelectroporation法だと思いますが、それを試すよりまずはDNA量を増やすことと、私の挙げた論文の方法を試してみてはどうですか?

(無題) 削除/引用
No.10934-10 - 2022/11/06 (日) 20:38:39 - 弘法
私のコメントを読まれましたか?

汎用されるプラスミドのサイズは、例えば5〜10 kb程度です。お使いのPCR産物というのはどのくらいのサイズですか?そこから計算したモル比はどのくらいですか?

一番大きなポイントとして、PCR産物のゲノムへのintegrationの話をしていますか?integrationを経ないepisomalな形質転換の効率は、それよりは1〜2桁は上ですよ。

(無題) 削除/引用
No.10934-9 - 2022/11/06 (日) 18:14:46 - sk
簡便に回収したいという理由から酢酸リチウム法を利用していましたが、プロトプラスト法で1度試してみる価値は十分にありそうですね。

(無題) 削除/引用
No.10934-8 - 2022/11/06 (日) 05:33:17 - おお
>[Re:7] skさんは書きました :
> 返信が遅れて申し訳ありません。
> 私が行っている実験は新規の選択薬剤と遺伝子で形質転換を高効率にできないかという実験なので、形質転換体を効率よくとる方法を探しています。
> 数値上ではDNA量は減っているとみられますが、プラスミドとPCR断片のサイズを入れて考えると配列数はむしろPCR断片が多いと考えられます。
> 酢酸リチウム法に関する論文をいくつか読ませていただいたのですが、プラスミドの導入を目的としたものしかなかったのでこのDNA量が適当であるかはわかりません。

きっとモルべースでプラスミドに比べて、同じ重量でもPCR断片は多いと言いたいと思うのだけど、10kbp のプラスミドと1kbpのPCR産物を比べるとプラスミド5ug相当のモル数のPCR産物は500ngで、あなたのプロトコルでは相当少ないと思う。

酵母の場合、細胞壁を消化したプロトプラストに導入する手法もあるけど(効率について追及した事は無いけど)調べて見ればどうでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.10934-7 - 2022/11/05 (土) 22:22:48 - sk
返信が遅れて申し訳ありません。
私が行っている実験は新規の選択薬剤と遺伝子で形質転換を高効率にできないかという実験なので、形質転換体を効率よくとる方法を探しています。
数値上ではDNA量は減っているとみられますが、プラスミドとPCR断片のサイズを入れて考えると配列数はむしろPCR断片が多いと考えられます。
酢酸リチウム法に関する論文をいくつか読ませていただいたのですが、プラスミドの導入を目的としたものしかなかったのでこのDNA量が適当であるかはわかりません。

(無題) 削除/引用
No.10934-6 - 2022/11/05 (土) 21:17:10 - 弘法
今のところ最も効率が良いとされている方法(PMID: 17401334)でも、10^6 transformants/ug plasmid DNAと言われているので、もしプラスミドを形質転換する場合でも、2 ngで期待できる形質転換体は最大で1000程度、そこから、お示しになっているTaKaRaのプロトコルは最適化されているとは思えないのでそこから一桁〜二桁落ちて、さらにプラスミドではなくてPCR産物を用いたintegration(ですよね?)なのだからさらに一桁〜二桁落ちるとすると、形質転換体が得られて数個というのは当然の結果だと思います。

(無題) 削除/引用
No.10934-5 - 2022/11/05 (土) 00:40:27 - おお
>[Re:4] skさんは書きました :

> DNA量はPEGなど形質転換の試薬を全て添加した状態が約1ml程度なのですがそのうちPCR断片が2ng程度ということです。

お示しのプロトコールでは5ug使ってますが2ngにするのはなにか狙いがあるのでしょうか、ホモロガス理コンビネーションとか?

効率を上げるというのは、ライブラリーとかの作成を考えてます?その場合参考にした文献はどれでしょうか?
なにか個別に遺伝子を入れたいなら数クローン取れればいいわけですし。

(無題) 削除/引用
No.10934-4 - 2022/11/04 (金) 23:28:23 - sk
返信ありがとうございます。
形質転換効率が低いという意味です。
形質転換体がとれはするのですが、形質転換効率をあげること自体が目的です。
DNA量はPEGなど形質転換の試薬を全て添加した状態が約1ml程度なのですがそのうちPCR断片が2ng程度ということです。

(無題) 削除/引用
No.10934-3 - 2022/11/04 (金) 22:19:45 - 弘法
「上手くいかない」にもいろいろあると思いますが、どう「上手くいかない」のでしょうか?

また、「DNA量は1ml当たり2ng程度」とありますが、1 mLは何の容量を表していますか?

(無題) 削除/引用
No.10934-2 - 2022/11/04 (金) 21:56:42 - sk
方法はこちらのURLです。
https://catalog.takara-bio.co.jp/com/tech_info_detail.php?mode=2&masterid=M100002716&unitid=U100003419

酢酸リチウム法 削除/引用
No.10934-1 - 2022/11/04 (金) 21:55:34 - sk
S.cerevisiaeの形質転換をしているのですが上手くいかないので有識者の方に意見を伺いたいです。
方法としましては以下のURLとほぼ同様の手法をとっています。異なる点はプラスミドではなくPCRで増やした配列を導入していること、選択薬剤が異なることです。試薬は研究室で作製したものを使っています。
DNA量は1ml当たり2ng程度です。
菌体量はOD600=0.8 です。
初投稿で拙い文だとは思いますが、何卒よろしくお願いします。

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