3時間が十分かどうかはケース・バイ・ケースだと思います。耐性遺伝子の発現に使っているプロモーターや、耐性を発揮するために必要な発現レベルに依存するので。
回復培養に用いる培地は、酵母が元気に生えるなら何でも良いように思います。上のコメントにも関連しますが、poorな培地だと耐性遺伝子が十分に発現するのに時間が掛かるということもあり得ます。
ともかく、No.10934-6 にも書いたように、もし現状で全てが上手く行っていたとしても期待できる形質転換体は多くはないので、まずは用いるDNA量を100倍にしてみることからだと思います。
また、本質的な問題として、選択の薬剤を変えることで形質転換効率を上げるというのは、どのようなメカニズムを期待されているのでしょうか。細胞にDNAが取り込まれる効率、それがゲノムにhomologous recombinationで(ですよね?)組み込まれる効率は薬剤とは無関係なプロセスなので、それ以降に差が出るということですよね?plating efficiency、つまり一旦形質転換体として取れた株を用いたとしても、まき出した時に菌体数あたりのコロニー数が増えるということをお考えなのですか? |
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