U字型になることが多いでしょう。
なぜそうなるかと言うと、サンプルはウェルにアプライされたときメニスカスを生じて、中央に低く側壁にそって高くなるから。結果バンドの両端がオーバーロードになって尾を引きU字型になる。
それを防ぐには、
・サンプルのボリュームを抑えてなるべく高さが出ないようにする。
・ロードしてすぐじゃなく、10分くらい放置してから通電する。放置している間に拡散でサンプルと泳動バッファーの濃度差、組成差が緩和されてメニスカスが解消される。
・ローディングバッファーの重み付けを粘性の高いグリセロールなどじゃなくスクロースなどにする。
私は3つ目の方法を推奨。私はスクロースでなく尿素を使っています。むかしどこかで読んだ方法で、単に重み付けだけでなくSDSやEDTAに加えて尿素でタンパク質を強力に変性してくれるのでDNAの安定性が増すとか。
おまけで付いてくるローティングバッファーや、PCR反応後そのまま泳動できるタイプのプレミックスもグリセロールベースなんでしょうがないけど。
逆U字型になるのは、おおさんの言う通りおそらくサンプルバッファーと泳動バッファの組成差が著しいのが問題でしょう。DNAの泳動ではあまり見ないけど、SDS PAGEでは起こりがち。 |
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