はじめまして、
私はよくCRU-BMT(Competitive repopulating unit bone marrow transplantation)をします。
私も最初のころBMTでのバラつきがよくありました。
そこで私はCD45.2WT:CD45.1WTを混ぜてCD45.1WTに入れて実際に私のBMTが正しいのか確かめました。
私はTail veinではなくRetro-orbital injectionsをしています。
詳しくは
Lab Anim (NY). 2011 May;40(5):155-60.
Retro-orbital injections in mice. PMID:21508954
をご覧ください。
最初のころはCD45.1WT:CD45.2WTの50:50でもFACSで解析すると10:90とか70:30とかでバラついていました。そのため私のBMTのやり方自体が悪いと分かりました。
Retro-orbital injectionを練習したところ、最終的にはCD45.1:CD45.2の割合は入れた割合になりました。
例えば、CD45.1WT対CD45.2WTの割合を(25%:75%,50%:50%,75%:25%)とし、lethally irradiated CD45.1WT recipientにいれて、4週間後にFACSでCD45.1とCD45.2の全体の割合を見ると5匹の平均は入れた割合になりましたし、それぞれのRecipientでの誤差も小さいです。
第一に、もしかしたらarashiさんがおこなっているTail veinも実際に入れようとしている量がうまく入っていないのかもしれません。
第二にIrradiationするときには何匹ずつしていますか?
私たちはマウスが重なり合わないようにするため1〜2匹ずつしています。
もしかしたらマウスが重なってしまっていて、放射線が均等にマウスに当たってないのかもしれません。
それが、実際のReconstitutionに影響が出ているかもしれません。
それとarashiさんが実際に行っているBMTのBMはWTとMutant mouseからのCRU-BMTでしょうか?それともNon-competitiveBMTでしょうか?
例えば、もしMutant mouseがFloxでのGene deletionの場合、DeletionがしっかりしていないとBMT後のDonor derived cells のRepopulationもバラツクことがあると思います。
実験ごとにバラついてしまい原因が分からないときは苦しいでしょうが、頑張って下さい。 |
|