圃場で採取した植物サンプルを研究室で処理(いらない所除去)してから、保存後にRNA抽出してました。
植物は動物に比べ、採取後すぐにはRNAの分解は始まらない(そもそも個体の死に対する概念が違う)ので、30-60分間かけて0.1gの検体を数十個採取後に液体窒素で凍結、超低温冷凍庫で保存すれば、ノーザン、RT-qPCR,cDANライブラリーの作成などでは、RNAの分解はさほど問題にはなりませんでした。もちろんRNA量もかなりあった(たしか100マイクログラムレベル)ので、RNAは電気泳動で分解が起きていないことも確認しています。Single cellレベルでは変わるのでしょうが、そこまでの精度を圃場のサンプルでは求められないでしょう。
植物の場合、それより面倒だったのは、糖やポリフェノールなど2次代謝産物の方が、核酸抽出阻害、PCR阻害などが起きやすいので、そこら辺は注意してください。 |
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