早速たくさんの返信をいただきありがとうございます。
勉強不足でお恥ずかしいですが、塩の効果を理解できました、ありがとうございます。
転写因子を対象にしたChIPを試みています。ただ全くの初心者なので手探りで少しずつ検討している状況です。
核の破砕液を含め、現在の大まかなプロトコルを記載します。
1%ホルムアルデヒドで10分固定後、細胞破砕液と遠心により核を分画します。その後、核画分をMNase用のBfで懸濁し、MNaseで断片化後、EDTA、EGTA、SDSを含むbf.(2 x 核破砕液)を等量加えて反応を停止し、超音波によって核を破砕しています(bioruptor, high power, On/Off: 30 sec, 5 cycles)。
細胞破砕液
50 mM Tris(pH8), 140 mM NaCl, 1 mM EDTA, 10% Glycerol, 0.5% NP-40, 0.25% TritonX-100
MNase bf.
50 mM Tris, 5 mM CaCl2
2 x 核破砕液(MNase反応停止液)
10 mM Tris(pH8), 20 mM EDTA, 40 mM EGTA, 0.2% SDS
超音波破砕後のサンプルをヘモサイトメーターで観察することにより、核の破砕状態を確認しています。超音波の時間を長くしたことがありますが、タンパク質の分解が生じてしまったため、lysis bf.の組成を見直そうかと考えていました。 |
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