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凍結切片の手法に関して トピック削除
No.10735-TOPIC - 2022/08/29 (月) 14:30:37 - いえあめ
凍結切片の作製法に関して質問があります。

現在、ゼブラフィッシュ3mpfの胸鰭を凍結包埋して切片を作製しようと試みているのですが、クライオスタットで切ってスライドグラスに貼り付けたときにサンプルの一部がスライドグラスからささくれのように剥がれて浮いた状態になってしまいます。剥がれるのは筋肉ではなく、内骨格や鰭条の部分です。このような問題の原因に心当たりがある方はいらっしゃるでしょうか?ゼブラフィッシュ胚やニワトリ胚でも凍結切片を作製したことはありますが、このような問題は起きていません。

凍結包埋の方法としては
ゼブラフィッシュの胸鰭を切除して4%PFA/PBSで4℃でovernight固定→pH7.6 10%EDTAで常温で1〜3日脱灰→15%スクロース/PBSTで常温で1hスクロース置換→30%スクロース/PBSTで4℃でovernightスクロース置換→1:1 30%スクロース:OCTで室温で1h馴染ませる→液体窒素で冷やしたイソペンタンでOCTに包埋して-80℃で保存
という手順です。
脱灰やスクロース置換の時間を延ばしたりしてみましたが、あまり変化はありませんでした。

切片の作製は、厚さ10μm、温度-20℃で行っています。
 
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(無題) 削除/引用
No.10735-5 - 2022/10/06 (木) 04:05:49 - あふ
「ささくれ」というのは、刃と平行の方向に、縞模様のようになってしまい、組織の連続性が失われる、ということでしょうか?

当方、ゼブラフィッシュは扱ったことがなく、内骨格や鰭条がどのような組織かは存じ上げないのですが、水分含有量が低くて硬い組織でしょうか?

私は以前、マウス胎児の脳を凍結切片で切り出していたときに、組織の一部がササクレ状になったことがあります。このときは、温度を2度上げ、切片厚を6umから7umにすることで安定しました。

OCTへの包埋は、プラスチックトレイに脳を置いて、OCTを垂らして、そのままディープフリーザの中に置いた金属ブロックの上に乗せていました。液体窒素を使うと、なんとなく変形する気がしてしまい、できるだけ平らに凍らせるために、ディープフリーザを使っていました。

(無題) 削除/引用
No.10735-4 - 2022/10/05 (水) 10:00:14 - vhじ
剥離防止コートスライドグラス はもしかすると有効かもしれないと思います。
https://www.matsunami-glass.co.jp/product/technical/adhesive_microscope_slides/

(無題) 削除/引用
No.10735-3 - 2022/10/04 (火) 17:49:59 - いえあめ
karas様

回答ありがとうございます。
返信が遅くなってしまい、すみません。

自分が所属する研究室は凍結切片を扱うことが多いので凍結切片で工夫しようと考えていましたが、確かにパラフィン切片などでもいいのかもしれません。(in situ hybridizationを行う予定なので染色性との兼ね合いもあるかもしれませんが)。試してみようと思います。ありがとうございます。

(無題) 削除/引用
No.10735-2 - 2022/09/20 (火) 18:08:53 - Karas
門外漢なので役に立つコメントは出来ませんが、取り敢えず参考文献を挙げておきます、とっくに読まれているかもしれませんが、、、

ヒレをアガロースに埋めて包埋
https://doi.org/10.1016/j.ydbio.2017.07.024

ヒレのパラフィン包埋
https://doi.org/10.1242/dev.043885

凍結切片の手法に関して 削除/引用
No.10735-1 - 2022/08/29 (月) 14:30:37 - いえあめ
凍結切片の作製法に関して質問があります。

現在、ゼブラフィッシュ3mpfの胸鰭を凍結包埋して切片を作製しようと試みているのですが、クライオスタットで切ってスライドグラスに貼り付けたときにサンプルの一部がスライドグラスからささくれのように剥がれて浮いた状態になってしまいます。剥がれるのは筋肉ではなく、内骨格や鰭条の部分です。このような問題の原因に心当たりがある方はいらっしゃるでしょうか?ゼブラフィッシュ胚やニワトリ胚でも凍結切片を作製したことはありますが、このような問題は起きていません。

凍結包埋の方法としては
ゼブラフィッシュの胸鰭を切除して4%PFA/PBSで4℃でovernight固定→pH7.6 10%EDTAで常温で1〜3日脱灰→15%スクロース/PBSTで常温で1hスクロース置換→30%スクロース/PBSTで4℃でovernightスクロース置換→1:1 30%スクロース:OCTで室温で1h馴染ませる→液体窒素で冷やしたイソペンタンでOCTに包埋して-80℃で保存
という手順です。
脱灰やスクロース置換の時間を延ばしたりしてみましたが、あまり変化はありませんでした。

切片の作製は、厚さ10μm、温度-20℃で行っています。

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