しばらく前まではインパクトファクターを計算して、筆頭か2nd, lastなどでウェイトをかけた計算式を作り、その点数にかなり影響されてたこともありましたが、今ではさすがに、事務は計算して出してくるにしても、数値自体は参考資料程度、ほぼ見ない、ということになってる印象です。医学部でも。
大学に来てくれたら皆が助かるかどうかというのが最大の判断基準で、募集ラボの位置づけによってどこにウェイトを置くかは異なりますが、研究系でも教育経験(講義・実習、ラボの学生指導)の重みは大きいです。ポイントが高いのは各種委員会で汗を流してたかで、関連して内部での評判が良いかどうかも大事で必ず調べられます。もちろん理論系の専攻では能力が厳しく判定されますが、これもみるのはIFではなくて論文の中身です。最終選考に残れば、質疑応答が大きなウェイト。
選考委員会は入試で学生をとるのとはちがって同僚を選ぶわけなので、どれだけ能力があっても自己中さんとは一緒に仕事したくない、そういう本音が出ます。それが日本のサイエンスにとっていいのかどうかはわかりませんが。ただそういうこともあり、最近では教授会で決定しても理事長か理事会関連でひっくり返すことも増えてきました。そうなると選考委員会は解散して、再募集になります。 |
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