まあ参考までにだけど、PCRがクローニングにさほど使われなかった時代、オリゴdTからRTしてライブラリーを発現ベクターで作り、Functional cloningがよくやられたけど、そうやって作った発現ベクターには3’UTRが必ず含まれている。まあそれでも大抵は発現ベクターとして機能はしている。
また場合によっては遺伝子のゲノムの配列がまるまる入った発現ベクターもあった(ゲノムのサイズで数キロ程度に収まるやつだったが)。
PCRが主流になってからは、必要最小限を簡単に増幅できるわけだし、またUTRを含めると長くなりPCRやクローニングの難易度も上がってくる。場合によってはUTRが数キロに及ぶこともあり、馬鹿正直にそういうものを含めるのもあまり賢いやり方とも思えない。 |
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