TLCを焼くのなら温度ムラがあってはなりません。特にスポット強度を定量的にみる場合には。
温度ムラが許容範囲ホットプレートはそれ専用の機器でもなかなかないものです。ましてやホットスターラーは温度ムラをなくすことは求められていませんし(どうせ撹拌するんだから)、スターラーの駆動部が組み込まれるのでどうしたって、熱当たりを均一にするのは難しい。あったとしても、相当にいかついくて高価なものになると思います。
余談ですが、以前、ホットスターラーをパラフィン伸展器がわり使っていたことがありました。温度ムラは許容範囲でしたが、プレート面が分厚い金属板でスターラーとしてはかなり大型のものでした。
TLC焼くなら私は250℃~300℃くらいまでいける恒温器(オーブン)を使う方を好みます。しかし、硫酸や酢酸なんかを着けたTLCを焼いたりするので、ガス、臭いで恒温器の腐蝕による劣化を招いたり、周りに迷惑や危険を与えたりする可能性があります(ホットプレートで焼くならドラフト内でやりますが、恒温器だとそうもいかない)。 |
|