siRNAの実験ではトランスフェクション 試薬と培養細胞の相性みたいなものがあって、合わないと導入効率がものすごく低かったり、細胞が死んだりします。こうした傾向は特に初代培養細胞などではしばしば顕著です。これが何によるものかはわかりませんが、実験条件の工夫とかではおそらく対処できないもっと根本的な原因と思われます。リポフェクタミンは昔からあるので使用実績も多い印象があるかもしれませんが、最近は導入効率が高く、細胞毒性の低くなるように改良されたトランスフェクション 試薬が様々なメーカーから次々販売されています(導入の機序もいろいろでリポフェクタミンとは異なるものも多いです)。またこれまでに適用実績のある細胞株のリストが出ているものもありますし、なくてもメーカーに聞けばたぶん教えてくれると思いますので、使用されている細胞でこれまでに適用実績があるかどうかもわかります。こうした試薬はモニターキャンペーンで無償頒布したりすることもあります。なので他のトランスフェクション 試薬も検討してみてください。 |
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