>培養細胞からフェノール、クロロホルム、イソプロパノールを用いてRNA抽出を行い、
いわゆるAGPC法ですよね?
フェノール抽出→クロロフォルム抽出→IPA沈殿ということじゃなくて、
>nano-dropの結果、フェノール等の有機溶媒が残存しているような波形となりました。
吸光度から実際になにが夾雑してるかは確定できませんが本当にフェノールだとして、
1) アルコール沈殿(EtOH, IPA)で十分に取り除けます。スタンダードなアルコール沈殿をしてみましょう(NaOAcなどの塩を加えるのを忘れずに。EtOHの場合、DNAでは2 vol. が標準的ですけどRNAには3 vol. が標準的であることにも注意)。
2) ジエチルエーテル抽出。上層の水層をトランスファするCIAA (クロロフォルム/イソアミルアルコール)抽出と違って、上層のエーテルを吸い出して除去するので水層をロスしにくい。残留したエーテルは容易に揮発除去できる。
3) どうせ最後にアルコール沈殿をしなければならないので、バッファーを加えて体積を十分に増やしてCIAA抽出する。 |
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