適切に引用がなされているのであれば、アイセンティケイトの表現の類似性で引っかかっても問題はありません。特徴的な実験方法や、その文章でしか説明しようがないことも世の中にはたくさんあるので、そのあたりは目視で判断していると伺いました(査読付き英文誌のEditor in chiefを2誌務めている教授n=1の意見)。
ただ、文章が完全に一致している分量が多いと(割合ではない)、著作権の問題が絡んでくるので、その場合は記述しないでくれ、と言われることもあります。
実際に、自分が過去に言われたのは、ある特殊な細胞の培養方法を詳しく記述したら、自分のラボから以前に出ていた論文と文章がほぼ一致してしまいました。論文全体に占める割合は少なかったのですが、ジャーナルからは
「既報のsupに詳しく書いてあるので、あなたの論文に詳記する必要はない」
「『既報に則り細胞を培養した(引用)。簡単に言うと、A培地で○日間、XX rpmの回転フラスコで培養した』といったような文章に直してくれ」
と言われました。
ご参考になれば幸いです。 |
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