>[Re:7] protein+Xさんは書きました :
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> > あとはConstruct上の問題もあるかもしれません。また蛍光タンパクがサイトゾル側にあるとき、効率的に切り離され蛍光蛋白の部分だけがサイトゾルに蓄積されている可能性もあるかもしれません。
> 実はまだ始めたばかりで、貰ったコンストラクトが本当に正しいのかシークエンスを読んでもいないところです。読んでみて確認したいと思います。
一見正しくても何らかのファンクションが失われていたりする場合もあるので配列が正しくて単純にOKというわけにはいかない場合もあります。
> 問題にしているタンパクは、ある刺激によって上昇するMMPの一種によって切断されることは知られています。レンチによってそのMMPが発現上昇するとかはあまり考えにくいようにも思いますが、可能性の一つとして頭に入れておこうと思います。
MMPは細胞の外のプロテアーゼですよね。そこが切断されても残りは膜通関ドメインでTetherされているのでサイトゾルにGFPが放出されるのは辻褄が合いませんね。MMPで切断されたあとどうなるのか、言及したような論文はあるのですか?
>次に、このレンチウイルスを別の細胞X(件の膜タンパクを発現していることが確認されている細胞)にふりかけて、ここで問題が発生しました。強発現が誘導されたことはウェスタンで確認出来たのですが、
最初のところでのこのことについてですがサイズは正しいと思われますか?また20kDaほど小さいものが見られませんでしたか(Endoのものかもしれませんが、それ以上に強いとか)?293細胞のLysateと比較してサイズはどうでしょう。同時に流すのも一つの情報になると思います。
膜フラクションだけ濃縮してWBしてみるのも手かもしれません。
もう一つ考えられることは、たんぱく自体はちゃんと発現していて何ら問題なく機能していて、しかしその細胞のHalf life timeが非常に短い(生理的に正常な経路で分解されていてるが合成後比較的早くに分解される)ばあい、タグとしてつけたGFPがたんぱくから切断されるだろうけど、GFPのHalf life timeはかなり長く安定なのでサイトゾルに溜まってしまうことがマアマアあります。 |
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