諸々、コメントありがとうございます。
まっすぐな検量線が引けるということの難しさについてですが、
現実的にR^2=1になることは、ほぼ無いかと思います。
6点検量線でいえば、よくて0.999までが限界な印象です。
この難しさが非常に厄介で、僅かなズレが検量線の近似式に影響し、
それが算出されるコピー数に大きく影響してきます。
そうなると、「真の値は何なんだ?」といった状態になってしまいます。
算出時に検量線を用いないCt法だと、上記のような悩みがなくなることから、
見かけ上は「ブレが少ない」結果になることもあるかもしれませんが、
どちらが真の値に近いのかは、実験系や実験者、測定機器の精度等、
多くの要因で変動してくるものと想像しています。
これらを加味した上で、qPCRでは、どれほど精度高く、コピー数の算出ができるのかな、と考えているところです。
ちなみに、qPCRよりも精度高くコピー数を算出できる手法は、現時点ではNGSのみでしょうか? |
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