T細胞のフローサイトメトリー解析のために、マウス脾臓細胞を回収し表面抗原及び細胞内抗原を染色しています。
細胞回収は問題ないのですが、その後、特に固定透過処理を行い細胞内抗原の染色を行った後あたりから細胞が凝集し、最終的に解析できる細胞数が減ってしまうことに悩んでいます。
固定透過処理により細胞が死んでしまうことによるものでしょうか。
また、細胞染色過程での凝集を防ぐ方法や、下記に示した条件に誤りがあればご教授お願い致します。
細胞回収条件と染色条件は以下の通りです(洗浄の過程は省略して記載)
細断した脾臓をHBSS 5mL(コラゲナーゼ500ug/mL, DNase 150ug/mL)で37℃30分インキュベート
➡EDTA2mMとなるように添加し反応を止める。
➡セルストレーナー(70um)に通す。
➡ACK lysing bufferで溶血処理
➡細胞3E+06に対し表面抗原抗体を添加し染色(30min on ice)
➡固定・透過処理 (BDのTranscription Factor Buffer Setを使用・
45min on ice)
➡細胞内染色 (45min on ice)
➡解析へ
なお、洗浄や抗体希釈用のbufferはBDのFetal Bovine Serum Stain BufferおよびPerm/Wash befferを使用しています。 |
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