ちゃんと調べて原因物質が判明したらそれ自体、いい仕事になるような気がする。感染細胞の培地を2回交換して、そのあと加えた培地中にもそれがあるならば、とりあえずその培地を、(AVV以外は全部同一条件の)非感染細胞の培地を対照群にしてなんか網羅解析してみれば。高分子量で熱不安定性ということからタンパク質かなあとか思うので、まずはpoteomics解析でもいいかもしれない。前者だけに検出されるものがあると思うのでそこらから調べて行けばなんか出てくるのではないかなと思います。
AAVに感染に伴いなんか細胞死を誘導するようなサイトカイン類が感染細胞から産生されるのかもしれない。ウイルスということなのでインターフェロン関係かもしれないしその仲間でもそういうのあったような気がするけど、調べてみてください。でそれがオートクライン的に働いで細胞が死ぬとか。INFも細胞死を誘導することがあるし。もちろんレスポンスの仕方は細胞ごとに千差万別で様々なのでたまたま、その細胞はそういうことを積極的にするのかそれか特に感受性が高いのかもしれない。このサイトカインみたいなのは培地中に放出されるわけだから、その培地を他の細胞に入れればその細胞も同じ機序で死ぬのかもしれない。サイトカイン類はごく微量で働くのが事実上唯一の取り柄だから少しぐらい細胞洗っても効果は残ると思う。 |
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