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培養細胞のコンタミ? トピック削除
No.10382-TOPIC - 2022/04/06 (水) 23:17:43 - ichi
最近、AAVを作成して培養細胞(293とSH-SY5Y)に感染させました。
ところが、わずか数時間で細胞が死滅していました。今までいくつかのAAVを作成していますが、このようなことが起きたのは初めてです。この短時間でAAVにある遺伝子が発現するとは思えないこと、また、作成しているときには全くそのような毒性が見られないことより、中の遺伝子がtoxicとは考えずらいです。
原因を探るために、いろいろとおこなったところ、以下のことがわかりました。
1)AAVをボイルして感染すると細胞死が起こらない
2)AAV solutionをフィルターで交換しても同じような毒性が見られる
3)感染細胞の培地を2回交換して培地中のAAVをほぼなくした培地を別の細胞にわずかに加えただけで、その細胞が死滅する
4)マイコプラズマのテストはネガティブ
5)エンドトキシンも非常に低い

以上のことから、おそらく培地中で増える何かウイルスや細菌(全くその存在が認められませんが)がコンタミしているのではと考えていますが、このような強力な毒性を示すものがあるのでしょうか?
 
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(無題) 削除/引用
No.10382-4 - 2022/04/09 (土) 18:29:48 - TPP
ちゃんと調べて原因物質が判明したらそれ自体、いい仕事になるような気がする。感染細胞の培地を2回交換して、そのあと加えた培地中にもそれがあるならば、とりあえずその培地を、(AVV以外は全部同一条件の)非感染細胞の培地を対照群にしてなんか網羅解析してみれば。高分子量で熱不安定性ということからタンパク質かなあとか思うので、まずはpoteomics解析でもいいかもしれない。前者だけに検出されるものがあると思うのでそこらから調べて行けばなんか出てくるのではないかなと思います。

AAVに感染に伴いなんか細胞死を誘導するようなサイトカイン類が感染細胞から産生されるのかもしれない。ウイルスということなのでインターフェロン関係かもしれないしその仲間でもそういうのあったような気がするけど、調べてみてください。でそれがオートクライン的に働いで細胞が死ぬとか。INFも細胞死を誘導することがあるし。もちろんレスポンスの仕方は細胞ごとに千差万別で様々なのでたまたま、その細胞はそういうことを積極的にするのかそれか特に感受性が高いのかもしれない。このサイトカインみたいなのは培地中に放出されるわけだから、その培地を他の細胞に入れればその細胞も同じ機序で死ぬのかもしれない。サイトカイン類はごく微量で働くのが事実上唯一の取り柄だから少しぐらい細胞洗っても効果は残ると思う。

(無題) 削除/引用
No.10382-3 - 2022/04/07 (木) 22:47:02 - ichi
おおさん、

コメントありがとうございます。
AAV溶液をフィルトレーションで置換した際、100Kのフィルターを使っていますので、それ以上の大きさのものが原因として考えています。

>[Re:2] おおさんは書きました :
> 漠然とだけどAAV精製のときのPEGなどの持ち込みとかどうなんでしょう。

(無題) 削除/引用
No.10382-2 - 2022/04/07 (木) 04:31:20 - おお
漠然とだけどAAV精製のときのPEGなどの持ち込みとかどうなんでしょう。

培養細胞のコンタミ? 削除/引用
No.10382-1 - 2022/04/06 (水) 23:17:43 - ichi
最近、AAVを作成して培養細胞(293とSH-SY5Y)に感染させました。
ところが、わずか数時間で細胞が死滅していました。今までいくつかのAAVを作成していますが、このようなことが起きたのは初めてです。この短時間でAAVにある遺伝子が発現するとは思えないこと、また、作成しているときには全くそのような毒性が見られないことより、中の遺伝子がtoxicとは考えずらいです。
原因を探るために、いろいろとおこなったところ、以下のことがわかりました。
1)AAVをボイルして感染すると細胞死が起こらない
2)AAV solutionをフィルターで交換しても同じような毒性が見られる
3)感染細胞の培地を2回交換して培地中のAAVをほぼなくした培地を別の細胞にわずかに加えただけで、その細胞が死滅する
4)マイコプラズマのテストはネガティブ
5)エンドトキシンも非常に低い

以上のことから、おそらく培地中で増える何かウイルスや細菌(全くその存在が認められませんが)がコンタミしているのではと考えていますが、このような強力な毒性を示すものがあるのでしょうか?

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